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核-細胞質間蛋白質輸送の制御:輸送経路のインタープレイと刺激応答に伴う変化

研究課題

研究課題/領域番号 17028054
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

小瀬 真吾  独立行政法人理化学研究所, 今本細胞核機能研究室, 研究員 (90333278)

研究分担者 今本 尚子  独立行政法人理化学研究所, 今本細胞核機能研究室, 主任研究員 (20202145)
古田 満衣子  独立行政法人理化学研究所, 今本細胞核機能研究室, 協力研究員 (70392107)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード核-細胞質問輸送 / importin / 分化 / 核-細胞質間たんぱく質輸送
研究概要

運搬体分子importinβファミリー分子によって担われる多様な輸送経路が細胞内には存在する。これらの輸送経路を細胞がどのように適切に整備し、その細胞機能発現に利用しているのかを明らかにすることが本研究目標である。
昨年度に引き続き、HL-60細胞の分化誘導に伴う運搬体分子群の遺伝子発現変化を解析した。レチノイン酸による顆粒球への分化誘導によって、各importinβファミリー分子の遺伝子発現変化が、マクロファージへの分化誘導の場合と大きく異なっていることを明らかにした。これらの結果は、分化の方向性によって、細胞内の輸送経路網が適切に再編成されること示すものであると同時に、特定の輸送経路が個別の細胞機能発現制御に重要な役割を持っている可能性を示唆するものである。
各輸送経路の機能解析を進めるため、輸送基質同定システムの確立に着手した。細胞抽出液から疎水性カラムで運搬体分子群が容易に吸収出来ることを確認した。この運搬体分子欠損細胞抽出液と各運搬体分子のリコンビナントタンパク質を使用することで、セミインタクト細胞によるin vitro輸送系において、各運搬体分子による核-細胞質問分子輸送を再構築出来た。このアッセイ系は、輸送基質がどの運搬体分子によって運ばれるかという核-細胞質問分子流通の基本情報整備に非常に有効である。また、得られた情報は、様々な生命機能解析に有益であることが予測され、非常に発展性があるものである。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The 70-kD heat shock cognate protein (hsc70) facilitates the nuclear export of the import receptors2005

    • 著者名/発表者名
      Shingo Kose
    • 雑誌名

      Journal of Cell Biology 171(1)

      ページ: 19-25

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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