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火山観測用3次元可視画像撮影装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17031001
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関北海道大学

研究代表者

青山 裕  北海道大学, 大学院理学研究院, 助手 (30333595)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード火山観測 / 3次元可視画像撮影 / 特定小電力無線 / 3次元画像 / 火山噴出物
研究概要

2006年度は試作機で得られた成果をもとにして,無線装置の作成を進めた.複数受信点への同報性に優れた無線装置を用いることで,トリガー発生装置とカメラの配置を自由に取ることができ,ステレオ撮影で重要となる視点間距離を大きくすることができる.また,撮影するカメラの台数も理論上は無制限に増やすことが可能となる.しかしその一方で,有線系システムでは現れなかった同期信号の遅延が生じることが予想された.
装置作成においては(有)ユニテクノ研究開発部の石川和也氏にご協力をいただいた.ユニテクノ製の特定小電力無線伝送装置は,送受信機間の距離を約2kmまで広げられることの他に,信号伝達の時間遅れがミリ秒の精度で一定となっているという特徴がある.この時間遅れ精度の保証は,カメラ同士の撮影時刻同期精度を保つ上で非常に有用である.無線同期装置のベースとしてユニテクノ製UM3型無線装置を利用した.本研究ではUM3型無線装置を1対Nの組み合わせで利用し,送信機側にGPS同期のパルス発生装置やトリガー信号のコントローラーを組み入れた.受信機側には2005年度の有線系試作時に作成済みのシャッター信号/カウンター信号分離装置を接続し,その先にカメラと収録用PCがつながれることとなる.
撮影時刻の精度を高める目的で,送信機側にGPSモジュールを搭載した.送信機は起動後のスタンバイ状態でGPS時計との同期動作を開始し,スタートボタン押下後の毎分0秒から設定されたシャッタースピードで同期信号を送出する.無線伝送による遅延時間のゆらぎを低減するために,固定データ長の固定周期で同期シャッター信号を送信する.データ送信は30fpsに相当する33.3ms毎(誤差±400μs以内)に行われる.
機器の細部調整は若干残っているが,予定年度内に計画通りの撮影装置の作成を完了することができた.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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