研究課題/領域番号 |
17035029
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
浪越 通夫 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (30189196)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 海洋天然物化学 / Lissoclinum badium / Lissoclibadin / Melophlus sp. / Melophlin / Myrothecium roridum / Macrocyclic trichothecene / 海洋糸状菌 |
研究概要 |
1.ホヤLissoclinum cf.badiumから単離したLissoclibadin類の構造と生物活性 インドネシアで採集した標題のホヤから単離した3種類の新規化合物(1〜3)の構造およびHL-60細胞に対する増殖抑制活性と抗微生物活性を、Tetrahedronに発表した。 化合物1〜3および4種類の既知化合物について、精製微小管タンパク質に対する機能阻害とホルボールエステルで刺激したHL-60からの炎症性サイトカインIL-8の産生能を調べた。微小管タンパク質の重合と解重合には影響を示さなかったが、2と3と既知化合物1つにIL-8産生誘導活性を見出した(Marine Drugsに発表)。 2.Melophlus属の海綿から単離した4種類の新規Melophlin類の構造と細胞毒性 パラオで採集した海綿Melophlus cf.sarasinorumとMelophlus sp.から、L1210に対する増殖抑制活性を指標に、7種類の既知Melophlinsとともに、4種類の新規Melophlinsを単離した(Chem.Pharm.Bull.に投稿)。L1210の他、Chinese hamster V79、NCI-H460(non small-cell lung cancer)、MDA-MB-231(breast cancer)に対する増殖抑制活性を調べた。 3.海洋糸状菌物Myrothecium spp.から単離した4種類の新規大環状トリコテセン類 パラオで海綿から分離したMyrothecium roridumとMyrothecium sp.から、L1210に対する増殖抑制活性を指標に、7種類の既知化合物とともに4種類の新規大環状トリコテセンを単離した(J.Antibiot.に投稿予定)。そのうちの1つはこれまでに例のない修飾を受けたものであった。
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