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反転糖を含んだエラジタンニンの全合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 17035086
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関関西学院大学

研究代表者

山田 英俊  関西学院大学, 理工学部, 教授 (90200732)

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードエラジタンニン / 環反転 / コリラジン / 全合成
研究概要

コリラジンはSchmidtらによりマメ科植物ディビディビ(Caesalpina coriaria)から単離されたエラジタンニンで,MRSAに対するβ-ラクタム系抗生物質の効果の増幅作用をはじめとして,多様な生物活性が報告されている。構造的にはグルコースの3位,6位にヘキサヒドロキシジフェノイル(HHDP)基を有しており,グルコース部分は,アキシァル・リッチなイス型(^1C_4)か,ねじれ舟型(B)配座で存在する。しかし,このようなグルコースが環反転した^1C_4/B-エラジタンニンは,多数の化合物が単離,構造決定されているにもかかわらず,未だ合成されていない。今回,コリラジンの初めての全合成を行った。
合成は,ピラノース開環,HHDP基の構築,ピラノース再閉環という,これまでに私たちが開発したグルコースの3,6位水酸基を架橋するための合成経路と,Feldmannらが開発したガロイル基を酸化的にカップリングさせる方法を組み合わせて行った。この方法で得られた化合物は,多くの位置異性体混合物であったが,各異性体の分離操作は行わずに最終生成物へと導き,最後にHPLCを駆使して目的化合物を単離した。本合成は,単にコリラジンの初めての全合成であるだけではなく,数ある^1C_4/B-エラジタンニンの最初の全合成である。しかし,今のところ全収率などの問題点を多く残している。今後,位置異性体が生じないように,基質に対称性を持たせたガロイル基の酸化的カップリングを開発し,より効率的なコリラジン合成を行う。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Corrected order in the simultaneous debenzylation-acetolysis of methyl 2,3,4,6-tetra-O-benzyl-α-D-glucopyranoside2006

    • 著者名/発表者名
      Yang Cao
    • 雑誌名

      Carbohydrate Research 341(in press)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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