• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マウスTE細胞の分化様式の解析から考える未分化性維持機構

研究課題

研究課題/領域番号 17045020
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

藤森 俊彦  京都大学, 医学研究科, 助手 (80301274)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードマウス / 胚盤胞 / イメージング / ICM / TE
研究概要

昨年度までに胚盤胞に至るまでの時期のタイムラプス撮影を繰り返し、約70個の胚について細胞系譜解析を行った。4細胞期以前からは細胞系譜と将来の発生運命との関係は見られなかった。そこで本年度は、このデータを元に8細胞期以降に細胞の存在した場所と、将来の発生運命について解析を進めた。胚盤胞の時期にTE細胞とICM細胞を標識し、時間を遡って解析を行い、将来の発生運命がいつから分離されるか、その場合細胞の相対的な位置はどのようなものかを解析した。その結果、8細胞期においても将来ICMとTEのどちらに分化するかは定まっていなかった。更に16細胞期についても解析を進めたが、細胞系譜と将来の分化運命に関しては、明確な関係は見られなかった。また、16細胞期における細胞の存在する場所と、将来の発生運命の関係を調べたが、これに関しても明確な回答を得られなかった。細胞の存在する場所と、将来の発生運命を詳しく解析するために、新たに細胞の形態を可視化できるトランスジェニックマウスを作製した。Lynあるいはモエシンと融合した蛍光タンパク質Venusを全ての細胞でほぼ均一に発現するトランスジェニックマウスを作製した。これによって胚盤胞にいたる間での時期に細胞がどこに存在したか、お互いの位置関係はどうであったか等の情報と、将来の分化形質を連続的に解析できると期待される。これらのマウスを用いたライブイメージングを開始しており、今後その解析を進める。これらの解析から、TEとなる細胞がいつ、どこからその性質を持ち始めるかの法則性を明らかにする予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005 その他

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Impaired regulation of gonadotropins leads to the atrophy of the female reproductive system in klotho-deficient mice.2006

    • 著者名/発表者名
      Toyama, R
    • 雑誌名

      Endocrinology 147(1)

      ページ: 120-129

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Impaired negative feedback suppression of bile acid synthesis in mice lacking betaKlotho2005

    • 著者名/発表者名
      Ito, S
    • 雑誌名

      J Clin Invest 115(8)

      ページ: 2202-2208

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Blastocyst axis is specified independently of early cell lineage but aligns with zona pellucida shape

    • 著者名/発表者名
      黒滝陽子, 八田公平, 中尾和貴, 鍋島陽一, 藤森俊彦
    • 雑誌名

      Science (in press)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi