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Notch分子の糖鎖修飾によるT細胞分化への影響

研究課題

研究課題/領域番号 17046013
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関徳島大学

研究代表者

安友 康二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)

研究分担者 九十九 伸一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (10346596)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードNotch / Tリンパ球 / CD4 / 糖鎖 / fringe
研究概要

NotchシグナルはTリンパ球分化にとって必須のシグナル系であることが知られており、Notch分子はfringeによって糖鎖修飾を受けることによって、リガンドとの相互作用が調節されている。我々は、本研究においてfringeによるNotchの糖鎖修飾がどのようにNotchとリガンドとの相互作用を調節して、Tリンパ球分化を制御しているかについて解析した。Manic、radical、lunatic fringeのいずれも、Tリンパ球前駆細胞に発現していた。しかし、manic、radical fringeはTリンパ球分化に影響を与えている結果は得られなかった。一方、lunatic fringeによるNotchの糖鎖修飾がリガンドであるDelta1との相互作用を増強させ、Tリンパ球分化に必須のシグナルを伝達する必須の細胞外イベントであることを明らかにした。さらに、lunatic fringeの低発現細胞と高発現細胞に発現するNotchが胸腺ストローマ細胞に発現するDelta1を競合し、高発現細胞が選択的にTリンパ球分化シグナルを受け取ることができることを明らかにした。これらの結果は、lunatic fringeがT前駆細胞に発現してTリンパ球系譜決定をする必須の分子であり、Notchの糖鎖修飾パターンが獲得免疫系を構築するために重要な生理的役割を担っていることを示している。三種類のfringeの適正な発現パターンがTリンパ球分化を誘導するために重要であることも明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Lunatic fringe controls T cell differentiation through modulating notch signaling2006

    • 著者名/発表者名
      九十九伸-
    • 雑誌名

      The Journal of Immunology 177

      ページ: 8365-8371

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Resistance to GITR signaling in antigen specific CD4^+CD25^+regulatory T cells during Plasmodium yoelii infection2005

    • 著者名/発表者名
      Hisaeda H
    • 雑誌名

      Eur J Immunol 35

      ページ: 3516-3516

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Regulation of acquired immune system by notch signaling.2005

    • 著者名/発表者名
      Minato Y
    • 雑誌名

      Int J Hematol 82

      ページ: 302-302

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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