研究課題/領域番号 |
17046018
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
結城 伸泰 獨協医科大学, 医学部, 助教授 (60285913)
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研究分担者 |
小鷹 昌明 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50322409)
船越 慶 獨協医科大学, 医学部, 助手 (50406188)
高久 静香 獨協医科大学, 医学部, 助手 (50383013)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 糖鎖 / 脂質 / 神経科学 / シグナル伝達 / 免疫 |
研究概要 |
ニューロパチーにより運動失調をきたしうる。感覚性運動失調型のニューロパチーではIgG抗GD1b抗体やb系列ガングリオシドに対するIgM抗体が、小脳性運動失調型のニューロパチーではIgG抗GQ1b抗体が検出されることがある。 本研究では、作業仮説「b系列ガングリオシドが固有感覚を司る1次感覚ニューロンの機能維持に重要な役割を演じている」を検証するため、GD1b、GQ1bを含むb系列ガングリオシドを発現していないマウスの解析を始めた。 GD3合成酵素をノックアウトしたF4マウスとC57BL6を戻し交配し、F8世代のマウスを得た。 固有感覚を司るIa群線維の起始細胞は脊髄神経節に存在し、筋紡錘の錘内筋から筋肉情報(入力)を受け脊髄後根を経由し、脊髄前角に伝達している。前角のγ-運動ニューロンがこれらの情報を受けて、錘内筋に指令を出している。 GD3合成酵素ノックアウトマウスと、その同腹の野生型マウスにおいて、後根神経節におけるパルブアルブミン(深部感覚をつかさどる大型ニューロンのマーカー)、イソレクチンB4(小型ニューロンのマーカー)を用いて免疫組織化学を行い、大型・小型ニューロンの局在をすでに確認した。今後これらで染色される単位面積当たりの神経細胞数を計測する。ノックアウトマウスにおいてパルブアルブミンで染色される細胞数が少なく、イソレクチンB4で染色される細胞数は不変であるという結果が期待される。
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