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精子形成過程における核膜孔複合体の脱糖鎖と崩壊について

研究課題

研究課題/領域番号 17050031
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関株式会社三菱化学生命科学研究所

研究代表者

後藤 聡  株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門・糖鎖制御学グループ, 主任研究員 (60280575)

研究分担者 矢野 弘之  株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門, 特別研究員 (30416664)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード核膜孔 / 核膜 / 糖鎖 / 生殖細胞 / RNAi / ショウジョウバエ / 細胞生物学 / lamin / 核膜孔複合体 / 糖修飾 / 発生 / 精子形成 / 細胞極性 / 核膜輸送
研究概要

核膜孔は、細胞内でO-GlcNAcにより糖鎖修飾される蛋白質複合体としてもよく知られている。しかし、その糖鎖修飾の意義については必ずしも明らかになっていない。我々は、先行実験よりショウジョウバエの精子形成過程では核膜孔上の糖修飾がダイナミックに制御されていることを見出した。すなわち、体細胞では、常に糖修飾を受けている核膜孔が、精子形成過程の減数分裂直後に一過的に糖修飾が失われることを見出した。さらに興味深いことに、糖修飾を失った核膜孔は徐々に消失することも見出した。これらの観察結果は、O-GlcNAcによる糖修飾が核膜孔の安定性に寄与している可能性を示唆している。そこで、我々は核膜孔上の糖鎖の役割を解析するために、O-GlcNAcを付加する酵素O-GlcNAc Transferase(OGT)およびO-GlcNAcを脱離させる酵素O-GlcNAc'aseのノックダウンや強制発現できる系を構築した。その系を用いてショウジョウバエの精巣でOGTをノックダウンしたところ、正常よりも早い段階から核膜孔が核膜から一部消失することを見出した。このことは、糖修飾が核膜孔の安定性に寄与していることを強く示唆している。そこで、O-GlcNAcによって糖修飾を受ける主要な核膜孔蛋白質であるNup62をノックダウンしたところ、一部の核膜孔が核膜から消失することも見出した。この結果は、Nup62が核膜孔の形成維持に重要な役割を果たしていることを示している。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Regulation of glycosylation by Golgi units.2006

    • 著者名/発表者名
      Goto, S.
    • 雑誌名

      I rends in Glycoscience and Glycotechnology 18

      ページ: 377-382

    • NAID

      10018515970

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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