• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

鉄欠乏に応答する小胞体由来ムギネ酸顆粒の形成

研究課題

研究課題/領域番号 17051007
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

中西 啓仁  東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助手 (80282698)

研究分担者 高橋 美智子  東京大学, 農学生命科学研究科, 助手 (90345182)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード鉄欠乏 / オオムギ / イネ / 根 / ムギネ酸 / 小胞輸送
研究概要

オオムギのマイクロアレイを用いて日周性を持つムギネ酸分泌による鉄獲得に関与する遺伝子群の解析を行った。詳細は現在解析中であるが、ここから、鉄欠乏誘導性、日周性を指標として解析することで、効率よく関連遺伝子の解析が可能となることが期待される。オオムギ以外のイネ科植物では、ムギネ酸顆粒は確認されていなかったが、鉄欠乏処理条件下のイネにおいてもムギネ酸顆粒の存在することが確認された。OsNAS2のプロモーターにOsNAS2のORFをGFPとつないだものを導入したイネをCarl Zeiss LSM510 METAを用いることにより詳細に解析した。融合タンパク質は、発現したすべての部位において顆粒状に観察されるのではなく、根の一部の細胞において顆粒状に観察されたことから、ニコチアナミン合成酵素のみがムギネ酸願粒の形成のトリガーとなるのではなく、他にも顆粒形成の因子となるタンパク質が存在することが示唆された。また、蛍光が細胞質内を動いている様子も観察され、今後鉄欠乏に応答したムギネ酸顆粒の形成過程を詳細に明らかにできると考えられる。ムギネ酸生合成経路のうち、デオキシムギネ酸を生成する過程を触媒する酵素、デオキシムギネ酸合成酵素の遺伝子の単離に成功した。これによりムギネ酸類の生合成に関わる全ての酵素の遺伝子を単離できたことになる。GFPあるいは抗体を用いてこの酵素の細胞内局在を明らかにすることで、ムギネ酸穎粒の役割が更に明らかにできるものと思われる。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Cloning and characterization of deoxymugineic acid synthase genes from graminaceous plants2006

    • 著者名/発表者名
      Bashir K et al.
    • 雑誌名

      Journal of Biological Chemistry 281

      ページ: 32395-32402

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Immunocytochemical analysis of synthesis and secretion of MAs in Hordeum vulgare.2005

    • 著者名/発表者名
      S Nagasaka, M Takahashi, H Nakanishi, S Mori, NK Nishizawa
    • 雑誌名

      Plnat nutrition - for sustainable food production and environment (Eds. Li CJ et al.)

      ページ: 126-127

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi