配分額 *注記 |
29,900千円 (直接経費: 29,900千円)
2008年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2007年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2006年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
2005年度: 11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
|
研究概要 |
N-アルキニルアミドのロジウム触媒による重合で得られたポリ(N-アルキニルアミド)類が,側鎖間の立体反発と水素結合により安定化されたらせん構造を形成することを見出した。ポリマーが示す390nm付近の負のコットン効果は,ポリアセチレン主鎖の左巻きのらせん構造に由来することを,励起子キラリティー法により明らかにした。また,側鎖にアゾベンゼンを有するらせんポリアセチレンは階層構造を形成し,コレステリック液晶相を示すことを見出した。さらに,1-メチルプロパルギルアルコールおよびエステルは,側鎖間の立体反発により安定化されたらせんを形成することを見出した。ポリ(1-メチルプロパルギルアルコール)の水酸基を活用して,蛍光発光性,酸化還元性を示す機能性官能基を導入したらせんポリマー,らせんグラフトコポリマーの合成に成功した。置換ポリアセチレンに加え,主鎖にカルバゾールを含有する各種共役ポリマーを合成し,これらが蛍光発光性,光導電性を示すことを見出した。
|