研究課題/領域番号 |
17071010
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
白濱 圭也 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70251486)
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研究分担者 |
鈴木 勝 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (20196869)
柴山 義行 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20327688)
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連携研究者 |
柴山 義行 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (20327688)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
108,600千円 (直接経費: 108,600千円)
2009年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2008年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
2007年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
2006年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2005年度: 60,300千円 (直接経費: 60,300千円)
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キーワード | ヘリウム / 超流動 / 量子相転移 / ボース粒子 / 量子液体 / 量子固体 / 超流動固体 / ナノ多孔体 / ボース・アインシュタイン凝縮 |
研究概要 |
本研究では、ヘリウム(4He)を多孔体に閉じこめて「ナノ構造」を実現し、そこに発現する新しく特異な量子多体現象を多様な実験により明らかにすることを目指した。中でも次元性やランダムネスを制御した様々なナノ構造において、「圧力誘起量子超流動転移」を観測し、これが「局在ボース凝縮体」の形成に伴って起こる、「ナノスケールヘリウム」に普遍的な現象であることを示した。また、ナノスケール固体4Heおよび薄膜において超流動的挙動を観測し、結晶中原子空孔やアモルファス状態が関与する新しい超流動現象の同定を進めた。本研究を通じて、ヘリウムナノ構造が「スーパークリーン・ボース粒子系」としての普遍性・創発性を持つことが示された。
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