研究課題/領域番号 |
17076007
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉川 研一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80110823)
|
研究分担者 |
瀬戸 秀紀 京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (60216546)
北畑 裕之 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (20378532)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
87,300千円 (直接経費: 87,300千円)
2009年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2008年度: 16,100千円 (直接経費: 16,100千円)
2007年度: 17,200千円 (直接経費: 17,200千円)
2006年度: 19,300千円 (直接経費: 19,300千円)
2005年度: 19,700千円 (直接経費: 19,700千円)
|
キーワード | リポソーム / 人工細胞モデル / その場観察 / DNA折り畳み転移 / 自己組織化 / ナノ構造制御 / 油中水滴 / レーザーピンセット / ミクロ液的 / ミクロ液滴 |
研究概要 |
非平衡開放条件下、自ら時間発展するモデル人工細胞系の構築を目的として、「試験管内における染色体再構成」、「DNA高次構造変化制御による転写・翻訳のスイッチング」、「モデル細胞系での膜、核酸、及びタンパク質のダイナミクス特異性」の3つの課題を基軸に研究を進めた。主要な研究成果としては、細胞工学的なものとして、[1]高濃度の生体高分子や塩を封入可能な細胞サイズLiposome作成法の開発、[2]試験管内でのポリヌクレオソーム再構成と構造転移、[3]レーザーを用いたゲノムDNAの非接触・無侵襲マニュピレーション法の確立、などが挙げられる。一方では、基礎理学的な研究も進展した。具体的には、[1]細胞サイズ空間内の表面効果によるbulkとは質的に異なるアクチンの構造転移の発見、[2]細胞サイズのモデル系において、膜に接する内外溶液の3次元粘性が等しいときに、リン脂質膜の2次元拡散係数が数倍増加することを発見、などである。
|