研究課題/領域番号 |
17200002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 三久 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (60333481)
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研究分担者 |
朴 泰祐 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (90209346)
建部 修見 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70357432)
天笠 俊之 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (70314531)
櫻井 鉄也 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (60187086)
山本 有作 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (20362288)
高橋 大介 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (00292714)
北川 博之 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 教授 (00204876)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
29,250千円 (直接経費: 22,500千円、間接経費: 6,750千円)
2007年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2006年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2005年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | P2P コンピューティング / グリッドコンピューティング / 並列処理 / 分散処理 / オーバーレイ・ネットワーク / 大容量データ処理 / P2Pコンピューティング |
研究概要 |
P2Pグリッドとは、従来、各研究組織にある計算資源を共有することが目的であったグリッド技術を、P2P技術を活用しオフィスおよび個人のPCなどの潜在的な計算資源をグリッドの計算資源として活用するものである。本研究の目的は、期待される大量の計算資源による大容量コンピューティングのためのP2Pグリッド基盤を構築・利用する技術を確立し、その有効性を検証することである。 1. P2P環境の潜在的な計算資源をグリッドの計算資源として活用するために、多くのPCで利用されているWindowsにおいてLinuxバイナリを実行するためのシステムBEEとUDPによるファイアウォール越えを用いたP2Pオーバーレイネットワークを開発した。さらに、P2P環境における認証機構として、匿名相互証明書とP2P通信を用いる認証方式AUBReX、他のジョブスケジューラと相互に協調し資源を共有する機構について開発した。 2. 大容量コンピューティングのプログラミングモデルとして、RPCモデルから広域ネットワーク上の大容量データを効率的に扱うためのデータレイヤOmniStorageを開発し、それを拡張し、多数のノードに分散配置された大量データに対して、グローバルなデータ並列操作を行うプログラミング環境を提案した。また、大規模スケーラブルP2PにおけるXMLデータ管理について、MLデータの内容による検索に着目し,P2Pネットワーク上でXMLデータのキーワード検索を可能にする手法を考案した。 3. P2Pグリッド向きのアルゴリズムとして、複素積分を用いた非線形固有値計算アルゴリズムや前処理手法を開発した。また、P2Pグリッドの有望な高性能な計算資源として、ヘテロジーニアスマルチコアであるCellプロセッサを取り上げ、この資源を利用するための数値計算ソフトウエアを実装した。
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