研究課題/領域番号 |
17200004
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田中 譲 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60002309)
|
研究分担者 |
ランザー アラン エドワード (LUNZER Aran) 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教授 (50374608)
伊藤 公人 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 助教授 (60396314)
吉田 哲也 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (80294164)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2006年度: 20,280千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 4,680千円)
2005年度: 24,830千円 (直接経費: 19,100千円、間接経費: 5,730千円)
|
キーワード | 知識連携 / ウェブラッパー / ウェブ情報 / ウェブアプリケーション / ウェブサービス / 検索サービス / 計算サービス / 再利用 |
研究概要 |
本研究以前においては、ウェブ上の知識から関連する知識を抜き出し、自在に相互に関連付けて連携統合し新しい知識を創成して利用する「知識の連携統合再利用技術」に関しては未発達であった。サービスの出力を利用者が一々コピーして別のサービスに入力するか、ウェブサービス技術に頼るしかなかった。後者の場合は、サーバ側のAPIの公開とプログラム開発が必要であり、定型的な知識連携定義には適するが、アドホックな知識連携定義には適さない。サービスの中には結果をグラフィカルに出力するものも増えており、2次元や3次元のGUIを持つサービスの連携統合再利用に対するニーズも高まっている。本研究では、情報検索、データベース、シミュレーションなどの検索・計算サービスをも含む科学技術知識の連携統合高度再利用基盤技術を確立することを目標とした。この目標を達成するために、(1)ウェブ上の相互関連知識のインタラクティブ抽出法、(2)抽出知識の連携統合技術、(3)抽出知識とレガシー・アプリケーションとの連携統合技術、(4)連携統合可能性に関するメタ情報記述法とそれを用いた自動連携機能、(5)連携統合により創成された新知識の出版流通基盤技術、の5つのソフトウェア基盤技術を確立した。ウェブ上には、相互に関連する知識がテキスト中のリストや、ウェブアプリケーションの入出力など、幾つかの異なる形式で埋め込まれている。これらを相互に関連付けて連携統合可能なように、知識メディア・ビュー形式という新表現形式の知識として抽出し統合する技術を確立した。レガシー・アプリケーションとしては、2次元や3次元のグラフィックス出力を持っものも対象とし、シャドウ・コピーを用いたビュー統合技術を、2次元表現と3次元表現の間のビュー統合、3次元表現間のビュー統合に拡張し、これを知識メディア・ビュー形式と関連付けることにより、ウェブから抽出された任意の知識と任意のレガシー・アプリケーションとの間の連携統合技術を確立した。
|