研究課題/領域番号 |
17200034
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
長野 勇 金沢大学, 副学長 (50019775)
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研究分担者 |
八木谷 聡 金沢大学, 自然科学研究科, 准教授 (30251937)
松井 修 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (10019961)
川上 和之 金沢大学, がん研究所, 准教授 (00293358)
片山 寛次 福井大学, 医学部, 教授 (30204431)
和田 重人 富山大学, 附属病院, 講師 (50303219)
田澤 賢次 富山医科薬科大学, 医学部, 名誉教授 (80018887)
笠原 寿郎 金沢大学, 医学部附属病院, 講師 (30272967)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
43,810千円 (直接経費: 33,700千円、間接経費: 10,110千円)
2007年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2006年度: 14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2005年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
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キーワード | 癌治療 / 誘導加温 / ナノバイオ / 高周波電源 / 医用機器 / 深部加温 / 塞栓療法 / TAE / 癌 / 磁気分離 / 動物実験 / DM / ガン治療 / VX-2 |
研究概要 |
誘導加温方式による癌治療法の必須要素は電磁誘導加熱装置、人体に投与可能な磁性流体およびその磁性流体を癌の部位に適切に投与し、癌細胞を殺滅する処置方法(術式)の3要素である。これらの要素について下記の研究を行った。 1.電磁誘導加熱装置の開発 1-1深部加温用アプリケータの開発 渦電流は人体適用では重要な問題である。火傷の可能性があるからである。そこで、3次元人体モデルを用いて渦電流のシミュレーションを行った。その結果、深部加温に好適な周波数とアプリケータの形状が判明した。 1-2高効率装置の開発 リッツ線を用い、アプリケーターコイルの銅損を低減した。また、フェライトを用い磁力線の効率照射を図った。更に、共振周波数の自動追随技術を開発した。これらにより従来の装置に比し電力効率を2倍にできた。 2.高効率磁性流体の開発 市販のMRI造影剤リゾビストの有効成分である磁性流体は遠心分離、限外濾過、磁気分離等の方法で分画できる。それら分画を試み、発熱効率の良い画分(HEMF)を得た。特に、磁気分離法は効率的であった。その発熱効率は元の磁性流体の5.7倍であった。電子顕微鏡下で観察したところ、元の磁性流体の粒子径が約6nmであるのに対し、HEMFのそれは20nm以上ものが多かった。それら粒子は5〜6nmの粒子の集合体であった。 3.術式の開発 上術の如く従来の10倍高効率の治療システムを得た。この装置を2台作り、金沢大学医学部、福井大学、富山大学、大阪成人病センター、開業動物病院等に貸与し、肺癌、乳癌、肝癌など様々な実験腫瘍に適用して術式の開発を図った。この治療装置を用いた誘導加温癌治療法は、上記実験腫瘍に有効であることが証明できた。我々の治療システムは有用で期待できるシステムと考えられる。
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