研究課題/領域番号 |
17200036
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
近藤 健男 東北大学, 病院, 講師 (30282130)
|
研究分担者 |
出江 紳一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80176239)
森 悦朗 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30368477)
日向野 修一 東北大学, 病院, 准教授 (20173148)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
31,850千円 (直接経費: 24,500千円、間接経費: 7,350千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2005年度: 28,080千円 (直接経費: 21,600千円、間接経費: 6,480千円)
|
キーワード | リハビリテーション / 神経科学 / 脳・神経 |
研究概要 |
リハビリテーション医学において重要な障害像の適切な把握のため、ニューロナビゲーションシステムの構築を目的とした。 上記目的のため、健常人および中枢神経疾患患者のMRI tractgraphy,光トポグラフィーを撮像し解析した。また、健常人のMRIを解析し、脳卒中の危険因子の解析も行った。さらに、適切な評価を行う目的で上肢機能の評価であるManual Function Test(MFT)の妥当性の検討を行った。 健常人および中枢神経疾患患者のMRI tractgraphyの結果から、小脳歯状核を通る神経線維を追跡することにより、通常のMRI撮影では描出不可能な病巣を捕らえる方法を開発した。脳卒中の危険因子に関しては血中フィブリノーゲン値の上昇が無症候性脳梗塞の危険因子となることが判明した。MFTは脳卒中患者の上肢機能評価として簡便で有用な評価方法であることが証明された。 リハビリテーション医療において障害像の把握は必須である。今回の研究において、従来の方法では評価できなかった微小な中枢神経病変の評価が可能となったことは今後のリハビリテーション医療の発展に大きく貢献すると考えられる。無症候性脳梗塞は症候性脳梗塞や脳血管性痴呆の重要な危険因子である。無症候性脳梗塞の危険因子の解明は今後の脳卒中予防医学に貢献するものと思われる。これまで、脳卒中後の上肢機能についての評価は一定した尺度が存在しなかった。MFTが障害と機能を反映した評価尺度であることが証明され、今後の脳卒中治療の評価として使用されることになると考えられる。
|