研究分担者 |
腰塚 武志 国立大学法人筑波大学, 副学長 (50011094)
大山 達雄 国立大学, 法人政策研究大学院・大学政策研究科, 教授 (30134323)
田口 東 中央大学, 理工学部, 教授 (50114533)
栗田 治 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (40211891)
三浦 英俊 明海大学, 不動産学部, 准教授 (30306253)
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配分額 *注記 |
27,170千円 (直接経費: 20,900千円、間接経費: 6,270千円)
2007年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2006年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2005年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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研究概要 |
1.ネットワーク構造を有するシステムの安定性,頑健性,信頼性等の定量的評価のための基礎理論の構築・手法の開発を行い,その応用として,東京都の水道網,マニラ市の道路交通網,等について数値計算を行った. 2.都市の道路網において,交通規制や事故,工事,震災などにより一部分が通行不可能となった場合に全体が受ける影響の評価や,救急車の最短経路を求めるシステムの構築などを行った. 3.首都圏に直下型地震が発生した場合を想定して,首都圏の鉄道利用者の被災状況を詳細に計算した.これらの結果は,救急活動の新しい検討資料として有効であると考えられる. 4.首都圏の電車ネットワークを利用する通勤客を対象として,時間依存の利用者均衡配分問題を解くモデルを作成した.さらに,急行電車を廃止して,乗り換えによる混雑と電車の遅延をなくすことが,結果として乗客の円滑な輸送に効果があることをしめした.この対策は,ある私鉄線で実際に導入されて効果を挙げている. 5.電力自由化問題を取り上げ,各種分散型電源の普及形態を探る数理計画モデルを構築し,種々の観点からのぞましい分散形態を探った. 6.都市間移動のための施設としての新空港を建設した場合に,利用者の予測をするモデルを提案した. 7.鉄道輸送に関しては,経済性を考慮して軌道の最適保守計画を策定するモデルを作成した.また,CO_2の排出削減の観点から,トラックによる貨物輸送を貨物列車による輸送に転換できるかどうかを検討するモデルを作成し,東海道線を例として実証的分析を行った. 8.空間相互作用モデルの一般化に向けて,立ち寄り型のエントロピーモデルの開発と周遊モデルの提案を行った.
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