研究課題/領域番号 |
17201041
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎ゲノム科学
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
清水 信義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50162706)
|
研究分担者 |
浅川 修一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30231872)
清水 厚志 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30327655)
佐々木 貴史 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70306843)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
49,270千円 (直接経費: 37,900千円、間接経費: 11,370千円)
2006年度: 23,790千円 (直接経費: 18,300千円、間接経費: 5,490千円)
2005年度: 25,480千円 (直接経費: 19,600千円、間接経費: 5,880千円)
|
キーワード | ドメイン / モチーフ / メダカ / モルフォリノアンチセンス / ノックダウン解析 / 比較ゲノム解析 |
研究概要 |
ヒトゲノム解読によって30億のDNA塩基配列から23,000余の遺伝子が同定された。しかし、機能が判明あるいは推定できるものは6割程度で残り4割の機能は不明である。ゲノムに潜む遺伝子の探索は未完成であくまでも暫定的であり、それらの中には機能を全く推定できない遺伝子が、我々の厳密な解析から1,000個以上存在することが判明した。申請者はこれら顔の見えない遺伝子を「カオナシ遺伝子」と命名しゲノムワイドに探索して300個を厳選し、ゲノム解読研究で培ったノウハウの総力を結集して、ゲノム構造の決定・mRNAトランスクリプトの確認・タンパク質構造の推定・比較ゲノム解析などを行った。特に、機能解析のきっかけを得るためにメダカをモデル生物として選択し、メダカWGSデータからメダカ型カオナシ遺伝子を同定した。メダカの発生過程は40ステージに分類されている。各ステージ毎に受精卵を100~1000個採取し合成したcDNAを用いて発生過程におけるメダカカオナシ遺伝子の発現量の変化を観察した。その後にメダカの胚発生をモルフォリノアンチセンスオリゴでノックダウンし形態形成の異常を観察した。その結果、現在までに130個のメダカ型カオナシ遺伝子に関して発生過程における遺伝子発現パターンおよび形態形成への影響などを分類することができた。このうち、60個の遺伝子に関しては発生過程で形態形成異常が確認された。
|