高齢ドライバーの事故原因解明に向けたリスク運転行動と交通コンフリクトの実証的研究

• 研究課題/領域番号: 17203038
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会心理学
• 研究機関: 帝塚山大学
• 研究代表者: 蓮花 一己 帝塚山大学, 心理福祉学部, 教授 (00167074)
• 研究期間 (年度): 2005 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 31,330千円 (直接経費: 24,100千円、間接経費: 7,230千円); 2008年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2007年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2006年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円); 2005年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
• キーワード: 高齢ドライバー / 運転パフォーマンス / 日常走行 / ハザード知覚 / インシデント / 交通コンフリクト / 運転者教育 / 有効性研究 / 確認行動 / 速度行動 / 自己評価

研究概要

本研究では、高齢ドライバーの運転行動と交通コンフリクト分析を行い、高齢者向けの教育・支援システムの構築に向けた提言を行った。教習所走行と日常走行での確認行動や速度行動は関連していた。インシデントや交通コンフリクト分析では、状況変化への気づきの遅れと習慣性の急加減速が指摘された。加齢に伴ってハザード知覚能力の低下、特に潜在的ハザードと行動予測ハザード得点の低下を示した。教育効果の教育直後から一年後の持続性の検証を行った。

研究成果

• [雑誌論文] 高齢ドライバーの日常走行でのインシデント研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己
  • 雑誌名: 第7回ITSシンポジウム2008発表論文集 ページ: 91-96
  • 査読あり
• [雑誌論文] インシデントを生起させた高齢ドライバーの行動特性の分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己、向井希宏、小川和久、太田博雄
  • 雑誌名: 交通科学 Vol.39 ページ: 66-72
  • NAID: 40016354003
  • 査読あり
• [雑誌論文] 装着型センサを用いた運転技能自動評価システムの開発と講習現場への導入の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 多田昌裕, 他4名(4番目)
  • 雑誌名: 電子情報通信学会技術研究報告 (印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 無線ジャイロセンサを用いた無信号交差点における運転者挙動計測の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 多田昌裕, 他7名(7番目)
  • 雑誌名: 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.107、No.491 ページ: 105-110
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高齢者講習の効果的な教育プログラムのあり方に関する調査研究報告書 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己、太田博雄、向井希宏、小川和久、北川博巳
  • 雑誌名: 全日本指定自動車教習所協会連合会
• [雑誌論文] 高齢ドライバーの心理・行動・生活特性に配慮した高速道路の交通安全に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己、飯田克弘、北川博巳、池田典弘、柳原崇男
  • 雑誌名: 高速道路関連社会貢献協議会調査研究報告書
• [雑誌論文] 高齢ドライバーの日常走行でのインシデント研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己
  • 雑誌名: 第7回ITSシンポジウム2008Proceedings ページ: 91-96
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高齢ドライバーのリスクとその対策 (2007)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己
  • 雑誌名: 環境と健康 Vol.20、No.1 ページ: 51-59
• [雑誌論文] 高齢ドライバーを対象としたハザード知覚教育の効果測定 (2007)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己、向井希宏、小川和久、太田博雄
  • 雑誌名: 国際交通安全学会誌 Vol.32、No.4 ページ: 274-281
  • NAID: 10020154333
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高齢ドライバーに対する教育プログラムの開発-一時停止・安全確認行動に注目して- (2007)
  • 著者名/発表者名: 向井希宏、蓮花一己、小川和久、太田博雄
  • 雑誌名: 国際交通安全学会誌 Vol.32、No.4 ページ: 282-290
  • NAID: 10020154349
  • 査読あり
• [学会発表] 高齢ドライバーの日常走行でのインシデント研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己
  • 学会等名: 第7回ITSシンホ°ジウム2008
  • 発表場所: 日本大学
  • 年月日: 2008-12-04
• [学会発表] 高齢ドライバー教育が日常運転に及ぼす効果-ドライブレコーダによるマイカー利用時の運転行動の分析により- (2008)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己・太田博雄・向井希宏
  • 学会等名: 第75回日本応用心理学会
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2008-09-14
• [学会発表] Driving incidents, performance, and hazard perception for elderly drivers (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazumi Renge, Marehiro Mukai, Kazuhisa Ogawa and Hiro Ota
  • 学会等名: 4^<th> International Conference on Traffic & Transport Psychology
  • 発表場所: Washington, DC, U.S.A.
  • 年月日: 2008-09-04
• [図書] 応用心理学事典、日本応用心理学編、共著、第13章 : 交通心理学、カーコミュニケーション、リスク知覚とハザード知覚 (2007)
  • 著者名/発表者名: 蓮花一己
  • 出版者: 丸善株式会社