研究課題/領域番号 |
17206047
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小澤 一雅 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80194546)
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研究分担者 |
堀田 昌英 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (50332573)
松本 高志 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40301121)
岸 利治 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (90251339)
渡邊 法美 高知工科大学, 工学部・社会システム工学科, 教授 (30240500)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2006年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2005年度: 25,480千円 (直接経費: 19,600千円、間接経費: 5,880千円)
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キーワード | 地方自治体 / 社会資本 / マネジメントシステム / ライフサイクルコスト / インフラ資産 / 維持管理 / 資金調達 / 人材育成 / インフラ会計 |
研究概要 |
本研究では、これまでの社会資本整備を見直し、更新時代にふさわしい新たな社会資本マネジメントシステムを構築することを目的として、以下を実施した。 (1)現状の社会資本マネジメントシステムの全体像の把握と課題整理 (2)目指すべき社会資本マネジメントシステムモデルの構築 (3)諸外国の社会資本マネジメントシステムの現状調査 (4)システム実現のための戦略検討とサブシステム・支援ツールの設計 (5)サブシステム及び支援ツールの開発 (6)サブシステムに基づく、全体シスデムの構築とその評価及び検証 以上により、地方自治体における新たな社会資本マネジメントシステムのプロトタイプの提示と今後の課題が明らかになった。 特に、サブシステムの開発においては、インフラ資産の分類とその特徴に応じたデータ管理および維持管理マネジメント戦略の立案方法、リスクを考慮した点検頻度や維持管理の投資計画立案の考え方、インフラ資産の劣化予測に基づくライフサイクルコストの評価方法やインフラ資産の物理的劣化情報と財務的会計情報を結びつけるインフラ会計システムのあり方等について示すことが可能となった。将来の地方自治体の財政状況を考えると、インフラの特徴に応じた事業運営のスキームや資金調達の手法を考案することや、これまでのノウハウを有するベテラン技術者の暗黙知を伝承できる人材育成の方策を考えることが重要な課題であることが明らかとなった。
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