研究課題/領域番号 |
17206091
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リサイクル工学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
芝田 隼次 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (70067742)
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研究分担者 |
村山 憲弘 関西大学, 環境都市工学部, 専任講師 (90340653)
山本 秀樹 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (30174808)
若松 貴英 名城大学, 都市情報学部, 教授 (50025897)
馬場 由成 宮崎大学, 工学部, 教授 (20039291)
古山 隆 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (90284546)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
48,750千円 (直接経費: 37,500千円、間接経費: 11,250千円)
2007年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2006年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2005年度: 25,350千円 (直接経費: 19,500千円、間接経費: 5,850千円)
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キーワード | 溶媒抽出 / イオン交換 / 資源循環 / 廃棄物処理 / リサイクル / 廃水処理 / 有害イオン / 環境評価 / 廃棄物 / 資源再生 / 分離 / 無機合成 |
研究概要 |
この研究では、未だ利用されていない液体・固体・気体廃棄物を広く取り扱い、これらの未利用廃棄物の再生利用技術および無害化技術を構築・開発する点に焦点を当てている。具体的には、液体廃棄物ではシリコンウエハーや電子部品製造などの各種エッチング操作で生じる混酸廃液、塩化第2鉄溶液、金属イオン含有廃液や無電解Pd、Niめっき廃液など、固体廃棄物ではアルミ再生工程で発生するアルミドロス、石炭火力発電所から生じる石炭飛灰、自動車のシュレッダー処理から生じる残さ、食品製造工程から生じるビール粕、醤油粕など、気体廃棄物では半導体製造工程から生じるドライエッチングガス(NF_3,BCl_3,CF_4およびSiHCl_2)、フロンガスなどが未利用かつ適切な処理技術が不足している廃棄物の例として考えられる。これらの廃棄物を有価物に再生する技術、または無害化する技術を開発して、ゼロエミッション化することを目的として一連の研究を行った。併せて、上述の研究にて開発した廃棄物の再生技術および処理プロセスに対して、環境調和および経済性の観点から評価を行った。 3年間の研究期間にて、上で述べた種々の未利用廃棄物の再生・有価物変換技術を開発・構築することができ、特に混産廃液の処理プロセスおよび食品廃棄物からの生理活性物質の回収プロセスについては実証試験レベルにまで展開することができた。ここで得られた研究成果は、他の未利用廃棄物の再生に応用展開することが可能であると考えられる。この研究で検討した環境調和型の廃棄物再生技術は、多くの種類の液体・固体・気体廃棄物の処理を包含するものである。したがって、この研究成果を他のいろいろな廃棄物処理に適用してゆくことが可能であり、最終的には、あらゆる廃棄物の再生利用技術につながるものであると考えている。
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