研究課題/領域番号 |
17207004
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理・分子
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福田 裕穂 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10165293)
|
研究分担者 |
澤 進一郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (00315748)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
51,610千円 (直接経費: 39,700千円、間接経費: 11,910千円)
2007年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2006年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2005年度: 24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
|
キーワード | ヒャクニチソウ / CLE / 幹細胞 / 道管 / メリステム / ペプチド / 葉酸 / シロイヌナズナ / ブラシノステロイド / 前形成層 / 管状要素 / TOF-MS / プログラム細胞死 / ヌクレアーゼ / リパーゼ / システインプロテアーゼ / マイクロアレイ |
研究概要 |
1.道管分化抑制因子TDIFの単離と同定:ヒャクニチソウ木部分化誘導系を用いて、道管分化阻害分子の探索を行い、2つの水酸化されたプロリンを持つ12個のアミノ酸からなるペプチド、TDIFの同定に成功した。TDIFはCLE遺伝子ファミリーに属していた。2.CLV3ペプチドの同定と解析:TDIFの発見を受けて、他のCLE遺伝子、CLV3の遺伝子産物について解析した。その結果、CLV3も保存された2個のプロリンが水酸化された12個のアミノ酸からなる小ペプチドとして切り出されて、機能することが明らかとなった。3.CLEペプチドの多様な機能:シロイヌナズナの全26種の12アミノ酸からなるCLEペプチドを化学合成し、その活性を、道管形成の阻害等について調べ、ペプチド機能の特異性と冗長性を明らかにした。4.道管分化促進因子-ザイロジェンホモログの解析:ザイロジェンファミリー遺伝子15種の発現解析を行った。その結果、維管束形成時に発現するものが少数あるが、それ以外の遺伝子の発現は非常に多様であり、多様な組織で分泌タンパク質として機能していることが明らかとなった。5.Gene-trapラインを用いた前形成層特異的遺伝子の解析:前形成層特異的にその発現が現れるものについて解析を進め、前形成層形成のごく初期、中期、後期の3種に分類される複数の遺伝子の同定に成功し、これらが前形成層形成のマーカーとして使えることを明らかにした。6.新規シグナルとしての多グルタミン酸結合葉酸とグルタミン酸鎖切断酵素の解析:シロイヌナズナジーントラップラインをもとに単離された前形成層特異的遺伝子のうち、gamma-glutamyl hydrolase (GGH)遺伝子について機能解析を進めた。その結果、多グルタミン酸鎖型葉酸は幹細胞の未分化状態の維持に働いていることが示唆された。
|