研究課題/領域番号 |
17209014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 (2007) 三重大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
鎮西 康雄 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (60024709)
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研究分担者 |
油田 正夫 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90293779)
石野 智子 三重大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40402680)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
2007年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2006年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2005年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
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キーワード | マラリア / EST解析 / ノックアウト原虫 / オオキネート / スポロゾイト / 感染機構 / マラリアワクチン / 感染防御 / マラリア原虫 / ネズミマラリア / ハマダラカ / クッパー細胞 / 肝臓感染 / 類洞壁 / クッパ-細胞 / 遺伝子ノックアウト |
研究概要 |
マラリア原虫の肝臓感染ステージであるスポロゾイトと肝内型原虫に着目して、新たな感染阻止法を開発することを目指している。肝臓感染に関わる遺伝子を同定するため、各感染ステージのESTデータベースを構築し肝臓感染ステージに特異的に発現する遺伝子を選択し、遺伝子欠損原虫を作出して機能解析を行った。この結果、蚊の吸血から肝細胞感染に至る過程で必須な多くの分子を同定することに成功した。特にスポロゾイトの細胞通過能とそれに関与する原虫分子が感染の成立に重要な役割を持つことを明らかにした。またスポロゾイトによる肝細胞の認識に関与する複数の分子を明らかにした。これらの成果により、これまでほとんど未解明であった「肝臓感染成立の分子機構」の一端を解明することに成功した。また、これらのうちいくつかの分子についてモノクローナル抗体の受動免疫により、感染阻止が可能であることを示した。新たに発見された原虫分子は感染阻止のための標的分子として有望であり、今後この成果をもとに感染防御法の開発を進めることができる。
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