研究課題/領域番号 |
17251016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
川田 順造 神奈川大学, 日本常民文化研究所, 客員研究員 (50107835)
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研究分担者 |
鈴木 裕之 国士舘大学, 法学部, 教授 (20276447)
鶴田 格 近畿大学, 農学部, 准教授 (60340767)
分藤 大翼 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 研修員 (70397579)
塚田 健一 広島市立大学, 国際学部, 教授 (00227365)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
23,400千円 (直接経費: 18,000千円、間接経費: 5,400千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2006年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2005年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | アフリカ / 音文化 / 地域社会 / 無形文化財 / 西部アフリカ / 中部アフリカ / 東部アフリカ / ユネスコ / 近代化 / 植民地時代 / 独立後 / 意識の変化 / 継承の未来 / 身体表象 / 芸能集団 / スワヒリ文化 / 参与観察 / 王朝史 / 西洋的要素 / 国家史 / ピグミー / 門付け芸 / スワヒリ女性 |
研究概要 |
世界でもアフリカ地域はとくに、「音文化」が豊かに発達し、継承されてきた地域だ。西洋近代で作られた「音楽」に当たる概念はあまりに狭いので、口頭伝承、器音、身体表現をともなう歌や囃子なども含めた「音の文化」を、私たちの班では研究対象としてきた。近年日本へも盛んにミュージシャンが来演している「グリオ」系の声のパフォーミング・アーツはじめ、アフリカ起源のアメリカ黒人が生んだ、ジャズ、レゲエ、ラップにいたるまで、20世紀の世界の音楽は、アフリカの音文化を抜きにして語ることができない。アフリカでもすでに、いくつもの音文化がユネスコの世界無形文化遺産として登録されているが、大陸全体での音文化の豊かさから見れば不十分であり、ユネスコなどの国際機関を通じて世界に知らせるべき無形文化遺産(日本の公式用語では無形文化財)はまだ多い。私たちの研究班では、アフリカのさまざまな地域ですでに長い調査体験をもつ研究者の、現地調査に基づく第一次資料によって、今期3年度間には、無形文財を支えている地域社会との関係を明らかにする研究を行った。無形文化財は、有形のものと異なり、それを担い、未来に向かって継承してゆく地域社会との結びつきが極めて重要であり、地域社会なしには、無形文化遺産はあり得ないと言ってもいい。今期私たちの班では、西部アフリカ(ブルキナファソ、ギニア)、中部アフリカ(カメルーン)、東部アフリカ(エチオピア、タンザニア)と、かなり偏りなく取りあげられた地域社会について、それぞれが継承してきた音文化との関わり、継承の未来について研究した。その研究成果は、研究代表者川田が多年専門家として活動してきたユネスコにも報告しており、活用されることが期待される。
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