研究課題/領域番号 |
17255001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
矢田 脩 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80038489)
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研究分担者 |
山根 正気 (山根 正氣) 鹿児島大学, 理学部, 教授 (30145453)
友国 雅章 国立科学博物館, 動物第2研究室, 部長 (90110105)
上田 恭一郎 北九州市立自然史歴史博物館, 自然史課長 (40359469)
加藤 真 京都大学, 人間環境学研究科, 教授 (80204494)
広渡 俊哉 大阪府立大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (20208896)
嶌 洪 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (70038280)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
43,290千円 (直接経費: 33,300千円、間接経費: 9,990千円)
2007年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2006年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2005年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | 昆虫 / 分類学 / 環境 / 生物多様性 / 熱帯アジア / インベントリー / データベース / 国際ネットワーク / 昆虫インベントリー / モニタリング / レファレンスコレクション / 多国籍 / 国際研究者交流 |
研究概要 |
1.熱帯アジア各国のカウンターパートの研究機関を訪れ、インベントリー調査、コレクションの構築、モニタリングの試行、院生向けの自然史学に関する教育実習などを行った。本プロジェクトが研究期間中に実施した野外調査は先行プロジェクトと合わせて計10力国25地点に及んだ。 2.具体的には、矢田、上田、広渡らは中国広州および海南島で華南農業大学の王敏博士とともに鱗翅類を中心としてインベントリー調査およびモニタリングに取り組んだ。湯川らは、インドネシア科学院のTukirin博士らの協力を得て、ジャワ西部のグヌン・ハリムン国立公園などで野外調査を行い、虫瘤昆虫、膜翅目などのインベントリー作成を行った。ベトナム、カンボジアにおける新しい試みとしては、2005年以来、ベトナム・ロシア熱帯研究センターのMonastyrskii博士らの支援によって、チョウ類のインベントリー調査を進めた。山根、緒方らはアリ類を対象としたANetの組織を強化する方向で大きな成果を上げた。また、小島、野村らはマレーシア国立大学をカウンターパートとして、マレー半島の2カ所で林冠部の定量的調査を継続し大きな成果をえた。 3.以上の熱帯アジア地域のインベントリー調査に基づいて、ハナバチ類、アリ類、ヨコバエ類を中心とした膜翅目、大型鱗翅類などについてデータベースを完成させた。 4.これまで3年間の成果をもとに2007年12月1,2日に九州大学において、本研究グループの最終報告会を兼ねた国際シンポジウムを開催した。熱帯アジア各国の昆虫分類学者10名と大英自然史博物館のR.I.Vane-Wright氏を招待した。国内外の若手研究者を含む計80名以上の参加者を得て活発な討議が行われた。本研究が昆虫インベントリー構築のための国際的ネットワーク作りに多少とも貢献できたと思われるが、今後さらに継承、発展させる必要性があると考える。
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