配分額 *注記 |
15,750千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 1,050千円)
2007年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2006年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
|
研究概要 |
今日のソフトウェア開発では,商用ソフトウェアコンポーネントをはじめとする「ソフトウェア部品」を組み合わせ,不足する機能のみを追加コーディングする方式が一般的である.しかし,多数のソフトウェア部品の中から必要とする部品を選び出すことは容易ではない.例えば,広く用いられている開発環境Java 2 SDK, Standard Edition (J2SE) Version 1.4.1_02は,5568個ものソフトウェア部品(基本クラス)を開発者に提供しているが,研究代表者らが行った予備調査では,典型的なソフトウェア開発における部品利用率はおよそ4%に過ぎず,予想以上に多くの追加コーディングが必要となっていた. 本研究では,部品ベースのソフトウェア開発の効率化を目的として,開発に必要なソフトウェア部品を開発コンテキストに即して開発者に推薦するシステムを構築した.具体的には,(A)開発途中のソフトウェア(対象ソフトウェア)から特徴量を抽出し,開発コンテキスト(開発の進捗度や完成度,ソフトウェアの特徴的な機能や構造など)を分析するバースマーク技術,(B)対象ソフトウェアと類似したコンテキストを持つソフトウェア部品を特定し,推薦する協調フィルタリング技術,(C)推薦の根拠を提示するアソシエーション可視化技術,をそれぞれ開発し,システムとして統合,評価をおこなった.
|