研究課題/領域番号 |
17300017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 国立情報学研究所 (2007) 京都大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
中村 素典 国立情報学研究所, 学術ネットワーク研究開発センター, 教授 (30268156)
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研究分担者 |
中村 裕一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40227947)
岡部 寿男 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (20204018)
波部 斉 京都大学, 工学研究科, 助手 (80346072)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 1,290千円)
2007年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2006年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2005年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | インターネット / 遠隔講義 / ストリーム伝送 / 状況認識 / SCTP / ネットワーク |
研究概要 |
1.安定高信頼伝送手法の開発:高い信頼性と低いコストを両立させるために、安価なベストエフォートネットワークを複数用意し、併用あるいは切り替える仕組みを実現することが有効である。通常用いられるUDPには通信帯域の制御機構や通信状況の把握機構が備わっていない。その対策として輻輳制御機構を備えたTFRC(TCP Friendly Rate Control)を活用し、複数のパスを併用した効果的な伝送制御手法について研究開発した。また、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)を利用し障害を検出した際に迅速に経路を切り替えることによって、映像・音声の伝送を極力途切れさせないようにするための手法について研究開発した。 2.4地点遠隔講義環境の実現:4拠点を結ぶ遠隔講義を実施するにあたってDVTSによるストリーミング伝送される映像を合成・選択することが可能な多地点制御装置(MCU:Multipoint Control Unit)を導入するとともに、映像選択・提示を効果的かつ効率良く行うために、ユーザインタフェースの開発を行った。これを利用することにより、遠隔講義に参加する拠点数の増減に柔軟に対応できるようになるとともに、講師がいる拠点が変わっても容易に対応ができ、また、画面合成・選択の制御がどの拠点からも制御できるようになり、遠隔講義の実施支援がより効率よく行えるようになった。 3.状況の認識技術の開発:ネットワークを通じて伝送すべき映像や音声の内容や品質は、遠隔講義や会議の室内状況、また遠隔地間のコミュニケーションの状況などに応じて変動する。そこで、会議や講義の進行状況を映像から認識し、例えば会議における合意形成における重要な場面を検出する手法について研究を行った。
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