研究課題/領域番号 |
17300033
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
長橋 宏 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20143084)
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研究分担者 |
熊澤 逸夫 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70186469)
青木 工太 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (90447532)
諸岡 健一 九州大学, デジタルメディシンイニシアティブ, 助教授 (80323806)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,960千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 960千円)
2007年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2006年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2005年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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キーワード | 多重解像度計測 / 3次元物体表現 / 主観的情報感度 / メッシュ適応処理 / テクスチャスケール解析 / 最小2乗メッシュ / 3次元自己組織化可変モデル / 3次元映像コンテンツ / 情報感度特性 / 3次元物体モーフィング / 変形度 / 主観的情報量 / 因子分解法 / 3次元マップ / 時空間画像コンテンツ / モデル統合 / 確信度分布 / 統計的形状特性 / メッシュ細分割 / スケール空間 / 物体のクロスパラメータ化 / 形状変形 / 物体の情報感度特牲 / 3次元物体計測 / 選択的多重解像度計測 / 解像度空間 / データ統合 / LOD / ステレオビジョン / 形状空間感度特性 / 3次元近似モデル |
研究概要 |
本研究課題では、多視点からの選択的多重解像度距離計測に基づく3次元物体のスケールを考慮したモデル表現法の確立、ならびに主観的情報感度に基づく3次元モデルの表現とその利用法に関して研究を行った。具体的には、計測点までの距離と計測面の向きに基づく異なる解像度で計測されたデータの統合法、および、計測された異なるスケール空間のデータに対してメッシュ削減・メッシュ分割・統計的メッシュ解析などのメッシュ適応を行うことで、未計測の解像度データを自然に生成・統合する方法を提案し、実験により有効性を確認した。また、距離計測困難な状況の1つである戸外のシーン画像に対して、テクスチャの持つスケールの微妙な変化を抽出する方法を提案し、その有効性を実験により確認した。さらに、ズーム、パン、チルト可能なカメラで構成されるステレオビジョンシステムを構築し、シーン中の物体情報を選択的に詳細化する方法を提案した。一方、3次元物体の持つ形状空間感度特性を調べるために、最小2乗メッシュと競合学習に基づくメッシュと頂点の数を制御可能な3次元可変モデルSDM(Self-organizing Deformable Model)を提案した。そして、このSDMによる物体形状の近似表現法を開発し、2つの物体間の形状変形過程を実時間提示することで、物体の形状に対する人間の主観的情報量の心理評価実験を行った。最後に、SDMを利用した顔の誇張や異なるモデル同士での動作の移し替え、モーションキャプチャデータベースを用いた3次元動作の合成、因子分解法とスケール探索による新たな3次元映像コンテンツ表現などの応用研究を実施した。
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