研究課題/領域番号 |
17300034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
丹 康雄 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (90251967)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
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キーワード | ボリュームデータ / ストリーミング通信 / 立体映像 / 符号化方式 / リアルタイム符号化器 / リアルタイム符号化機 |
研究概要 |
本研究はボクセル(voxel)から構成される三次元映像を実時間でストリーミング伝送するシステムの開発を目的としている。複数の二次元リアルタイムコデック装置を並列に動作させ、三次元のデータを空間的に分割するとともに時分割でコデック装置に割り当てることにより、現実的な台数のコデック装置で大規模な三次元データの伝送を実現すべく、送信及び受信ノードにおけるスケジューリング方法やデータ分割方法、通信路におけるプロトコルの開発を行ってきた。 当初、本研究ではハードウエアコデックモジュールを並列に同期動作させるシステムの開発を目指していたが、昨年度の終盤になってハードウエアの供給を想定していたメーカーの方針変更により、汎用のコデック装置とPCクラスタによる分散型のソフトウエア実装に基本設計の変更を迫られることとなった。次年度は初年度末に設計した基本方針に沿って各要素の研究開発を行った。 本システムでは、安価な汎用コデックとしてテレビジョン放送のコデック装置に着目し、計算機が三次元映像を分割して生成した二次元映像をSDあるいはHDの映像としてSDI、HDSDI、S端子、VGA端子などに出力する。この標準的な映像信号を既存の映像伝送システムに載せる、あるいはS端子やVGA端子の場合には、キャプチャデバイスと呼ばれる装置を用いて再び計算機に取り込んで映像ストリーミングアプリケーションの入力とすることでネットワークの伝送を行う。受信側では再び標準的な映像信号に戻ったものを三次元に再構成することで、全体として三次元の映像をリアルタイム伝送するものとなる。 今後、リアルタイムに大規模な三次元映像を伝送するためには実装上の最適化が必要である。
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