配分額 *注記 |
15,680千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 1,680千円)
2007年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2006年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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研究概要 |
プロジェクタを用いた複合現実感情報提示技術は遠隔地への作業指示・作業支援に有用であり,特に汎用性や簡便さ,作業環境の情報取得の点でメリットがあることが分かった.しかし,プロジェクタでは平面上に投影像が現れるため,立体的な指示が理解されにくく,特に物体の回転を理解させることが難しい場合があることが実験により確かめられた.そこで人の形状を模したヒューマノイドロボットを用いると,そのジェスチャによりプロジェクタでは提示が難しかった回転の指示が理解されやすいことが実験により確かめられた.特に,ヒューマノイドロボットの側方や後方から観察した場合も指示内容の誤解が少なく,作業者の観察位置を特に問題にすることがないというメリットがあることが分かった. 一方,プロジェクタによる作業指示では対象物体の色により指示が見えにくいことがあるが,投影光の色による観察色の変化をカメラにより計測することである程度の補正を行う技術を確立した.またその際に,観察者の負担を軽減することが出来る色補正方式を開発した.投影像の位置や配置をシーンの3次元形状に薄して適応的に調整し,様々なインタフェースを実物上に構築できることも示した.
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