研究分担者 |
角間 辰之 久留米大学, バイオ統計センター, 教授 (50341540)
森川 敏彦 久留米大学, バイオ統計センター, 教授 (60425155)
野中 美佑 久留米大学, バイオ統計センター, 研究員 (90389320)
米本 孝二 九州大学, 大学院・医学研究院, 学術研究員 (90398090)
服部 聡 久留米大学, バイオ統計センター, 研究員 (50425154)
中尾 裕之 宮崎大学, 医学部, 助手 (40336293)
川口 淳 久留米大学, バイオ統計センター, 研究員 (60389319)
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配分額 *注記 |
12,920千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 1,020千円)
2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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研究概要 |
1.(1)比例ハザード性が成り立たない,(2)予後因子が時間依存,(3)予後因子と生存時間との関連性が非線形,の3つの要求を満たす生存時間データの解析法を,次のようなアイディアに基づいて開発した.すなわちi)予後因子の影響を1次スプライン関数でとらえる,ii)複数の予後因子間の交互作用も評価できるようにスプライン関数のテンソル積の項を導入する,(iii)どの予後因子と,どの因子の交互作用が真に効き,どの予後因子と,どの因子の交互作用が無視できるかの,いわゆる交互作用項選択問題をモデル選択の枠内で定式化する,iv)同様にモデル選択の考え方を導入してノットの選択を行う.これらの各問題に関して研究代表者,および分担者で手分けして理論的研究,及びアルゴリズム開発研究を行い,多くの理論的結果をえた(添付雑誌論文参照). 2.開発した理論,及びアルゴリズムに基づいて,コンピュータプログラムを作成した.開発した方法を久山町コホートデータに適用し,その理論・解析法の有効性を検証し,結果を国際会議で発表した.また,Statistics in Medicine誌に投稿し,掲載が決定した. 3.開発した方法を,中学生の視力低下データの解析に適用し,開発した方法が生存時間データ以外の解析方法としても有力であることを立証し学会で発表するとともに,学術雑誌に投稿した. 4.国際会議を開催し,以上の成果を世界に向けて広く情報発信した.
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