研究課題
基盤研究(B)
本研究では、基本骨格をスチルベン、フラボンを中心とする化合物から考案した数種類のリガンドの性質を比較検討してきたが、もっとも普及しつつあるピッツバーグ大学化合物であるPIBによるイメージング研究との比較研究も実施した。さらにオーロン化合物を開発した研究成果も報告する。12ケ月齢のPSlxTg2576のdouble transgenicマウスの尾静脈から標識PIBを投与したが、マウス脳には検出できる十分なシグナルは検出できなかった。PET解析をしたマウスを解剖しアミロイド斑を免疫抗体法によって検出したところ、検出されるに十分な老人斑を確認することができた。一方、もう1つのモデルマウスであるAPP23の高齢化マウスでは明瞭なシグナルを得ることができた。これらのイメージング像の違いは、樋口博士(放医研)との共同研究により、ピログルタミン酸修飾アミロイドであることを証明した。次に、新規のPET化合物としてオーロン化合物を標識リガンドとして開発した。同化合物は、in vitroでAb1-42に対してKd値が1.2から6.8nMと強い親和性を示すことが出来た。同化合物は、脳内への速やかな移入と、脳内からの急速な排出を確認することが出来た。早期発症をあらわすダブルTg(Tg2575xPS1A260V)はAb1-42が多いことが示されているが、このモデル脳組織で強い老人斑染色をした。脳切片では強いアミロイドタンパクへの結合シグナルを検出することが出来た。
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