配分額 *注記 |
15,900千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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研究概要 |
昨年度は,昨年度途中に人形型モーションキャプチャ-装置の関節部分にあるポテンシオメータの固定部分が破損し,その改良が終わり運用実験を行った.しかしながら,再度不具合が生じ,多くの運用実験を行うことはできなかった.ただ,本研究で目指した人形型モーションキャプチャシステムを用いた運動イメージの可視化とそれを用いた運動学習支援システムはほぼ完成した.現在のシステムでは実際の動作遂行を市販のビデオで撮影し,映像から動作解析を行い,3次元コンピュータグラフィクスに変換して呈示するため,時間遅れが生じる.この時間遅れはフィードバック情報の提示時期を決定づけることから,この時間遅れが運動学習にどういった影響を及ぼすかを十分検討する必要があるが,実験参加者はおおむね本システムが有効であることを報告しており,さらに光学式モーションキャプチャシステムなどの利用により,遂行動作の実時間での3次元コンピュータグラフィクスとして可視化をすることが可能であればさらに有効なシステムとなることが明らかになった.ただ,人形型モーションキャプチャ装置のハードウエアの問題(関節部にあたるポテンシオメータの固定)は未解決で今後はこの問題を解消しながら,脳の機能障害等で四肢が不自由な場合の機能回復訓練などにも利用可能であると考えられ,さらにシステムの充実を図る必要がある.
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