研究分担者 |
ウー ジェヨン (WOO Jae Yong / ウー ジエヨン) 長野大学, 企業情報学部, 准教授 (40402135)
綿岡 勲 京都工芸繊維大学, 繊維科学センター, 研究員 (70314276)
森川 英明 信州大学, 繊維学部, 准教授 (10230103)
M・R Khan 信州大学, 繊維学部, 研究員 (30444243)
三浦 幹彦 信州大学, 繊維学部, 教授 (60135168)
費 万春 信州大学, 繊維学部, 助教授 (30377650)
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配分額 *注記 |
7,690千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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研究概要 |
近年,消費者の環境意識の高まりにより,天然繊維への関心が高まっている。天然繊維には,沖縄の芭蕉布やバングラデシュなどの葦など,古来よりの各地独自の繊維が存在するが,現実には「綿」の生産・消費量が圧倒的に大きく,未開天然繊維資源や他の天然繊維への展開は進んでいない。本研究では天然繊維資源の有用な利用を目指し,現在利用されている天然繊維と利用可能性のある未利用資源としての天然繊維資源を整理・共有することが可能なデータベース(DB)の構築を進めた。 本研究ではスクリプト言PHPとデータベースMySQLを基本に,Javascript,css,HTMLを用いてウェブァプリケーションを構築した。オブジェクト指向プログラミングを用いることで,プログラムの再利用性を高め,APIやPHPライブラリを使うことでコンパクトで高機能なウェブアプリケーション開発を行った。 (1)繊維用語検索:日本蚕糸学会発行蚕糸学用語辞典から英語版2264語,日本語3697語をデータベースに収め,言語検索が可能となった。(2)繊維検索:繊維名を検索しそのデータを見ることができ,また生物学名のデータベースYlistを利用して現在使われている繊維資源に近い植物種を表示し,資源侯補としてあげることが可能となった。(3)繊維サンプル検索:79種の天然繊維サンプルを集め,顕微鏡写真,繊維名,産地の情報を得ることができた。言語検索の他,GoogleMapsを組み込み,地図上からの検索も可能にした。(4)繊維,繊維サンプルの追加登録,修正機能:世界各国のユーザーがウェブブラウザから繊維,繊維サンプル,繊維用語の追加登録が可能なシステムとした。(5)繊維候補資源の発見アルゴリズム:繊維データベースと生物学学名データベースを比較することで,系統分類を利用し各生物の属ごとに繊維として利用できる可能性を数値化した。
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