研究課題/領域番号 |
17300243
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
礒田 正美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (70212967)
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研究分担者 |
小川 義和 国立科学博物館, 学習課, 課長 (60233433)
小原 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (20375455)
田中 二郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
佐々木 建昭 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 教授 (80087436)
長崎 栄三 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (50141982)
清水 静海 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (20115661)
宮川 健 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 研究員 (30375456)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,720千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 1,020千円)
2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 数学化 / 数学的活動 / 科学博物館 / 数学 / 数学史 / 実験・観察 / 展示 / ソフトウエア / さおばかり / 万華鏡 / 実験 / 体験学習 / ハンズオン / モデル化 / パンタグラフ / 音階 / 合同変換 / 透視図法 / メンター |
研究概要 |
本研究の高次目標は、世界で有効に活用しえる算数・数学教材・教具を開発することである。具的には、数学を学ぶ意欲を喚起し、さらに深く知る契機を提供する機関として科学系博物館の展示・教育システムを活用し、科学系博物館向け数学展示、実験教材を開発し、数学における具体的で体験的な教育プログラムを提供することを目的とする。国立科学博物館、牛久市教育委員会、つくば市教育委員会、埼玉県立春日部高等学校、埼玉県立大宮高等学校の協力を得て、3年間を通して、科学博物館等で活用しえる数学展示、実験教材の事例開発を行った。蓄積した事例を領域でまとめれば、次の6領域になる:(1)透視の数理、(2)変換の数理、(3)機構の数理、(4)音階の数理、(5)測量の数理、(6)それ以外。開発教材の特徴は、学年、学校段階によらず、様々な学習が可能である点である。報告書は事例を示した。開発教材は、内外で注目を浴びた。国内では、小中接続・連携、中高接続・連携、高大接続・連携の立場から注目され、飛び込み授業のための事例集の出版を依頼された。変換の数理ではソフトウエア開発も行い、WEB上で閲覧可能である。国外では、国際会議で招待講演を2回(韓国、香港)、全体講演を1回(台湾)、研究発表を1回(ローマ)、海外での講習を2回(フィリピン、ホンジュラス)行った。特に数学教育国際委員会100周年記念国際会議では、ヨーロッパにおける教具の歴史的発展からの系譜をたどった。また、効果的な発表の方法についての調査もあわせて行った。既にフィリピン、ホンジュラスで開発したソフトウエアが利用される見込みとなった。成果をWEB公開することで、当初の予定通り様々な場で役立つ数学展示教材の開発が実現した。SHH, SPPなどでも成果を利用したい旨、依頼を得ている。博物館に展示することは将来的な課題であるが、成果は教育の場で活用しえる状況にある。
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