研究課題/領域番号 |
17300249
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
磯崎 哲夫 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (90243534)
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研究分担者 |
中條 和光 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90197632)
丹沢 哲郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (60272142)
磯崎 尚子 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (70263655)
山口 武志 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60239895)
平野 俊英 島根大学, 教育学部, 准教授 (70325033)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
12,210千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 1,110千円)
2007年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 科学教育 / 教師教育 / 教員養成教育 / 教師知識 / 科学的リテラシー / 理数系教員養成教育 / 文部科学省中等教員検定試験 / 授業を想定した教材化の知識 / フィンランドの教員養成教育 / 中学校理科教師 / 教師文化 / 理数系教師 / 教師教育カリキュラム / 教育実習 |
研究概要 |
本研究は、21世紀型科学教育を推進するための理科の教師教育カリキュラム開発のための理論的・実証的研である。 本研究では、理論的研究として、21世紀型科学教育の特色について、イギリスとフィンランドの科学カリキュラムやプロジェクトからその特色を分析した。その結果、目的論では科学的リテラシーの育成が求められていること、内容論では自然科学の体系ばかりではなく、科学の社会的文脈において内容を選択することが可能であること、などを明らかにした。また、理科教師の有する教師知識に関して、特に授業と教材化のための知識(pck)と科学的リテラシーとしての教科知識の本質について、先行研究の分析によって明らかにし、実証的研究の視点とした。さらに、アメリカ、イギリス、フィンランドの教員養成教育の特色について、日本人研究者と当該国の研究者でそれぞれの視点で明らかにした。これらの国では、授業と教材化に関する知識の獲得や形成が重視さていることが明らかとなった。また、フランスの教員養成教育の特色についても明らかにした。なお、国内外の研究参加者との理科の教師教育に関する共同研究のためのネットワークの構築を試み、共同研究のための準備をした。 実証的研究として、小学校教師と中学校理科教師の授業と教材化に関する知識(pck)について質的・量的調査を行った。その結果、小学校の教師と中学校教師では、理科の授業や教材化において用いる知識は校種で違うことが明らかとなった。また、両者では、授業や教材化の知識は初任者と熟達者では違うこと、これらの知識は複雑で構造化されていること、などが明らかとなった。
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