研究課題/領域番号 |
17300250
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
池田 秀雄 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
|
研究分担者 |
渡邉 重義 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (00230962)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
16,930千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 1,530千円)
2007年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2006年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2005年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
|
キーワード | 理科実験 / 理科教科書分析 / 理数科国際協力 / 理科教材開発 / 教員研修 / バングラデシュ:ザンビア / 国際協力 / 理数科教育 / 教材開発 / 生徒実験 / マルチメディア / 国際教育協力 / 実験教材開発 / ウェブ教材 / マルチメディア教材 / フィリピン / ケニア / 理科教育 |
研究概要 |
理科の授業において、実験観察は不可欠であり、開発途上国においては簡易的な実験手法の開発、実験材料の開発、地域の実態に合わせた改良工夫などが必要である。また、同時に教科書やシラバスの分析も必要である。本研究の最終年度にあたりまず、バングラデシュ、ザンビア、カンボジア、マレーシアおよびガーナの中等理科教科書・シラバス分析を行った。次いで、バングラデシュ、カンボジアおよびガーナの教育現場の実態調査を行い、問題点を解析した。 その結果、シラバスはどこの国においてもあまり大きな問題点は見られなかったが、教科書においては、記述が不正確、教授順序が構造化されていない、生徒の発達段階が考慮されていない、生徒実験が少ない、など多くの問題点が指摘された。また、教育現場においてはほとんど生徒実験がなされていない実態が明らかとなった。 そこで、広島大学によってバングラデシュで実施している教員再研修プログラムを通して、現場で実施可能な理科実験観察教材を開発した。開発した教材を実際の教員再研修に組み込んで試行し、その有用性を検証した。 さらに、上記で開発した教材を、広島大学の大学院生のインターンシップとしてフィリピン大学理数科教師訓練センターの教員再研修に用いた。 以上の結果、本研究で開発した生徒実験教材は、教員再研修において極めて有用であることが実証された。これらの結果は、本科学研究終了後も、ザンビア、カンボジア、マレーシア、ガーナの生徒実験開発の指針となる。
|