研究課題/領域番号 |
17300263
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
西原 明法 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (90114884)
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研究分担者 |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 准教授 (40221460)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 准教授 (60260535)
青柳 貴洋 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教 (10302944)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,960千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 1,260千円)
2007年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2006年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2005年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 遠隔教育 / 高精細動画像 / カメラ操作 |
研究概要 |
高精細動画像の、全体とともに細部まで良く見えるという特徴を活かし、極力カメラ操作を排した遠隔講義実践方法を開発し、その効果を従来の方法と比較しながら評価した。教育工学開発センターの行なっている遠隔講義では、あるものは外部委託により熟練カメラマンにカメラ操作を依頼し、あるものは講師本人またはTAによるカメラ制御を行なっている。専門カメラマンの映した映像は、講師の移動を的確に追い、必要に応じて板書をズームアップするなど、概ね見易い映像となっているが、TAに任せたカメラ操作では、カメラ操作を省略するために講師の動きが制約され、画面が固定的で臨場感に乏しくなる傾向にある。それを実際に受講学生の視線を追跡して評価を行い、 1.熟練カメラマンは受講学生の見るべき箇所をよく撮影しているが、撮影された以外の箇所を見ることも多いことを実証し、すべての学生を満足させるカメラワークは不可能であることを示した 2.TAは明らかに適切なカメラワークができないが、高精細映像の場合、カメラワークを省略しても広い範囲の各細部がよく見え、実際の教室に近い状況が再現され、教育効果としては却って良いという結果が得られた。したがって、ブロードバンド化により高精細映像が伝送できる環境を用意できれば、熟練カメラマンの人件費を節約することができるとともに、遠隔教育においても対面講義により近づいた教育効果を上げることが可能となる。ただし、板書の文字などが小さくなり過ぎることもあるので、極力大画面で見える環境を用意することが必要である。
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