研究課題/領域番号 |
17300281
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 独立行政法人メディア教育開発センター |
研究代表者 |
大澤 範高 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (30251721)
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研究分担者 |
近藤 喜美夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (40249925)
加藤 浩 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80332146)
浅井 紀久夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 准教授 (90290874)
鈴木 一史 (鈴木 モトフル) 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 准教授 (90332147)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2005年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | ポインタ / ユーザインタフェース / マルチモーダル / グループアウェアネス / 遠隔協調作業 / 集約 / 委譲 / 教育工学 / グループ・アウェアネス / ユーザーインタフェース / 遠隔強調作業 / グループアフェアネス |
研究概要 |
多人数が参加し、相互に通信が可能な学習環境において、多人数の協調を支援する集合ポインタおよび代理ポインタを提案・研究した。ここで、集合ポインタはすべての利用者によって操作される集約された共有ポインタである。集合ポインタは、統合関数によって個別ポインタ群から位置や色・透明度などの視覚属性が決定される。基本的かつ明確に定義できる複数の個別ポインタの重心を求めるという課題を用いて実験を行い、多数の個別ポインタの重心を求めることは容易ではなく、集合ポインタによる集約情報が役立つことが示した。集合ポインタによって個別ポインタの重心等の集約した情報をより効果的に利用者にフィードバックできるが、グループの意思としてボタンを押す操作等に利用するのは困難である。この問題を解決するために、新たにポインタ委譲機能を考案した。委譲機能を有するポインタを代理ポインタと呼ぶ。委譲には複数の制御方式があることとそれらの特徴を明らかにした。 また、遠隔協調とグループアウェアネス機能をサポートするマルチモーダル・ツールキットを開発した。そのツールキットは、複数のテレポインタ、ビデオ処理、ポインタやビデオの状態の触覚フィードバック等の機能を有している。ツールキットを利用して、グループアウェアネス機能を有する2次元ビデオおよび3次元ビデオ(立体ビデオ)を使用する多地点遠隔協調学習ツールを構築した。さらに、裸眼立体液晶ディスプレイを用いた3次元映像および3次元ポインタ、3次元線画描画の評価実験を行い、立体視が容易な被験者においては、3次元映像、3次元ポインタ、3次元線画描画が高く評価され、有効性が示された。
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