研究分担者 |
高橋 正征 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (50111357)
山岡 耕作 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (20200587)
奥田 一雄 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40152417)
飯國 芳明 (飯国 芳明) 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 教授 (40184337)
新保 輝幸 高知大学, 大学院・黒潮圏海洋科学研究科, 准教授 (60274354)
婁 小波 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (50247970)
小沢 聖 国際農林水産業研究センター, 沖縄支所・島嶼環境管理研究室, 室長 (40360391)
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配分額 *注記 |
16,890千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 1,290千円)
2007年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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研究概要 |
科研費実施期間(平成17〜19年度)中に,以下の調査研究を行い成果を取りまとめた。1)高知沿岸の藻場調査を行い経年変化を比較考察した。2)その劣化原因を究明するため,藻場の生態調査,沿岸陸域の社会経済調査,土地利用の影響調査の3班を編制し,定点観測を行った。3)黒潮海流を介し越境して引き起こされる藻場を連携し調査するため、フィリピン,台湾両国の3大学1行政機関と共同研究協定を締結した。4)社会科学班では,黒潮沿岸各国の海洋政策を整理し,高知・台東・南北両ルソンの調査地(海洋保護区:MPA)での人為的インパクトの現況と,MPA地域住民の合意形成過程を比較考察した。5)生物・生態班では,採集した標本種の同定とともに,近年の海の温暖化に伴う海藻・海草の遷移及び魚類層の変化の態様を明示した。6)土壌班では,北部ルソン山間畑地の土壌浸食調査により現況を調査し,土壌浸食軽減技術の開発研究が重要であることを把握した。 現地の連携機関と一体的に取り組んだ調査研究結果は,平成19年11月21〜23日に高知大学で開催した日台比3ケ国合同ワークショップで報告・討議し,成果を『黒潮圏科学』第2巻第1号に特集「黒潮海域における藻場環境の最近の変化」(英文:論文12編)で公表した。
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