研究課題/領域番号 |
17310045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
片山 新太 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (60185808)
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研究分担者 |
三宅 克英 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (90252254)
井上 康 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 助教 (10293648)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,690千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 990千円)
2007年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | ミクロ環境 / 物理性 / 化学性 / 微生物バイオマス / 分類学的多様性 / 微生物の機能的多様性 / 微生物制御 / 嫌気性 / 好気性 |
研究概要 |
土壌は、固相、液相、気相を含む不均一な環境であり、そこに導入する有害化学物質を分解浄化する土壌微生物は、自分に適した土の微少部位に生息場を形成して増殖するものと考えられている。これまで、土壌微生物の増殖に、生息場の土壌構造が影響すると考えられてきたが、その影響因子やメカニズムは不明のまま課題として残されてきた。特に、空間的・物理的効果に関しては、ほとんど顧みられていなかった。そこで本研究では、土壌の形成するミクロ環境の中でも特に物理環境の微生物群集に対する影響を調べた。微生物群のバイオマス量および分類学的構造の解析には、呼吸鎖キノン法、直接顕微鏡法および16sRNA遺伝子のPCR-DGGE解析法を用いた。また、活性の測定には、デヒドロゲナーゼ活性、嫌気性菌の場合はPCB脱塩素活性を指標とした。 土壌の空間的・物理的因子として、土壌粒子径、土壌水分量、圧密を選び、好気性微生物群の増殖に対する影響を調べたところ、土壌粒子径と水分量が影響するが、圧密の影響は小さいことが明らかとなった。影響の出方は、1ケ月以上で比較的安定した。土壌粒子の模擬粒子としてガラスビーズを用いて、空間を均一な状態として、粒子径の影響を調べた。好気性微生物群の場合、粒子経が0.01mmでは、それ以上の粒径と比べて、増殖する微生物バイオマス量が小さく、またActinobacteriaの比率が高まることが明らかとなった。また、嫌気性菌の場合、活性に対する影響は見られなかったが、微生物群集構造が異なることが明らかとなった。
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