研究課題/領域番号 |
17310150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
大林 稔 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70257822)
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研究分担者 |
落合 雄彦 龍谷大学, 法学部, 教授 (30296305)
松浦 さと子 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (60319788)
遠藤 貢 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70251311)
武内 進一 日本貿易振興機構, アジア経済研究所, 研究員 (60450459)
牧野 久美子 日本貿易振興機構, アジア経済研究所, 研究員 (30450505)
戸田 真紀子 天理大学, 国際文化学部地域文化研究センター, 教授 (40248183)
栗本 英世 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (10192569)
船田クラーセン さやか 東京外国語大学, 外国語講座, 講師 (70376812)
川端 正久 龍谷大学, 法学部, 教授 (10043374)
児玉谷 史朗 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (00234790)
高橋 基樹 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (30273808)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | アフリカ / メディア / 情報アクセス / 民主化 / 紛争 / 貧困 |
研究概要 |
本研究は、現代アフリカ社会のダイナミズムにおけるメディアの位置と機能を確定するための基礎的作業であり、90年代以降のアフリカの構造変化に、メディアの発展がどのような影響を及ぼしているかを検証するものである。 上記の研究目標達成のため、サハラ以南アフリカ数カ国(フランス語圏二カ国を含む)で、現地研究者の協力を得て進められた。アフリカにおけるメディアの発展史の整理、政治・社会的発展、特に民主化・紛争・経済の自由化及び開発との相互関係を主なテーマとした。またメディアの種類として、新聞・ラジオ・テレビ・携帯電話を含むICTを対象としたが、伝統的な口誦(oral)および筆記(chirographic)メディアは扱わなかった。そこから次のような成果を得た:(1)1990年代の政治的自由化前後より、メディアは政治過程に大きな影響を及ぼすようになった。(2)メディア自由化は一直線には進まず、その速度と深度は政府と市民社会の力関係に依存する。(3)メディアの自由化が始まってから、旧メディア市場への新規参入と新メディアの発展により、メディアの数と種類の増加、到達範囲の拡大が著しい。(4)メディアの発展は情報アクセス量を増加させたが、都市と農村、貧富の格差は縮小していない。(5)自由化により政治以外の分野でもメディアの役割に関心が広がった。とりわけ開発におけるメディアの重要性が認識されるようになった。(6)メディアが社会と(エリートではなく)普通の人々の行動に影響を及ぼし始めている。(7)メディアの今後の発展には、自由化の徹底と人材育成および経営基盤の確立が重要だ。 本研究は、メディア自由化の進展により、社会経済発展において情報とそれを伝達するメディアの重要性が増加していることに注意を向けた。今後、政治・経済・文化・社会・開発など全ての分野におけるアフリカ研究において、メディアと情報の役割はますます重要となると思われ、研究の提示した視角は今後の研究発展に貢献できるものと考える。メディアの多様化と情報アクセスの増加につれて、今後、人々とメディアが相互にどのように影響しあっていくのかが注目される。
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