研究課題/領域番号 |
17310151
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
金井 篤子 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (80262822)
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研究分担者 |
後藤 節子 名古屋大学, 医学部, 教授 (80111847)
村瀬 聡美 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (30335020)
尾崎 紀夫 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40281480)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 570千円)
2007年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2006年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2005年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | ジェンダー / セックスとの交互作用 / 遺伝子 / 産後うつ病 |
研究概要 |
本研究では、妊娠期・産褥期うつ病および産後うつ病の発生におけるジェンダーとセックスの影響とその交互作用の検討を行うべく、妊産婦を対象に、心理社会的調査と遺伝子調査のデータ収集を行った。 本研究において、妊娠期・産褥期うつ病および産後うつ病の発生にワーク・ファミリー・コンフリクトという、現在社会における女性の仕事と子育てとの両立の問題が少なからず影響を及ぼしていること(研究I)、マタニティ・ブルーズ尺度で産後5日間に一日でも8点以上の得点(抑うつ状態)を示したものが約35%いたこと(研究II)、妊娠初期・中期のEPDS得点とTCIの損害回避(HA)得点との間に正の有意な相関が見られること(研究III)などが明らかとなった。しかし、遺伝子解析(研究IV)では、サンプル数の少なさから、有意な結果を得ることはできなかった。 このサンプル数の少なさについては、既に問題で述べたように、折からの少子化問題による妊産婦の減少があり、サンプル収集には非常に苦労しているところである。しかし、本研究の最終的な目的である、ジェンダーとセックスの影響とその交互作用の検討を行うためには、さらにサンプルの収集を必要としている。より有益な知見に到達するため、今後、サンプル収集にさらに努力したいと考えている。
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