研究課題/領域番号 |
17320002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 徹郎 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30092696)
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研究分担者 |
山内 志朗 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30210321)
鈴木 佳秀 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30154602)
栗原 隆 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30170088)
鈴木 光太郎 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (40179205)
城戸 淳 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助教授 (90323948)
井山 弘幸 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (70168532)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 空間 / 哲学 / 芸術論 / 思想史 / 空間認知 / 空間構成 / 身体論 / 場所 / 世間 / 景観 / 空間知覚 / メディア空間 / 演劇 / 物語 |
研究概要 |
本研究の目的は、異なる分野の研究者の共同研究によって、人間にとって「空間」のもつ意義を総合的に究明することである。この目的のために、建築、哲学、認知科学などさまざまな分野の研究者を招聘して、公開フォーラム。公開シンポジウムを3回にわたって開催した。その結果、異なる分野の研究の交流が促進され、主として次のような点について、新しい観点に基づく研究の進展が見られた。 1.「見る」という認知が成立するには、他の感覚のはたらきが重要であり、空間認識の解明には、人間の「身体性」の考察が不可欠であること。 『研究成果報告書』においては、城戸淳「カントの空間--身体・開闢・感情」、鈴木光太郎「パークリーの空間の哲学を実験する--モリヌー問題と倒立網膜像問題」および栗原隆「生きられる空間、もしくは世間という体」がこうした論点に基づく研究成果を報告している。 2.空間、は、景観や建築物として、人間の外部において現前しているものであっても、人間にとって、単なる外部環境に留まらず、生きる境地としての意義を担うようになること。 こうした研究の成果は、『研究成果報告書』において、鈴木強秀が「聖所論から見た空間理解に関する予備的考察--古代イスラエル宗教思想からみたエルサレム神殿の意義」として、・山内志朗が「ケルンに眠るドゥンス・スコトゥス--風土と哲学」として、堀竜一が「森鴎外訳『即興詩人』のローマ」として、栗原隆が「秋山郷を読む--景観美学への一試論」として報告している。 3.空間という概念は、単に物理的なものでも感覚的なものでもなく、それぞれの人間において「構成」されるものであり、哲学的、歴史的な背景をもつこと。 『研究成果報告書』においては、佐藤徹郎「無限の空間」、栗原隆「拍子とリズムと空間と」および寄場俊「絵画的平面の破壊--マレーヴィチ論ノート」がこうした観点から、物理学、音楽、絵画における空間に関する研究成果を報告している。
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