研究課題/領域番号 |
17320015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤井 正人 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50183926)
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研究分担者 |
井狩 彌介 京都大学, 人文科学研究所, 名誉教授 (90025081)
梶原 三恵子 京都大学, 人文科学研究所, 非常勤講師 (00456774)
井狩 彌介 人文科学研究所, 人文科学研究所, 名誉教授 (40142012)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,960千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 960千円)
2007年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | ヴェーダ / サンスクリット / インド / 写本 / ジャイミニーヤ派 / サーマ・ヴェーダ / ヴァードゥーラ派 / ヤジュル・ヴェーダ / 南アジア / パイッパラーダ派 |
研究概要 |
本研究は、サンスクリット文献学と南アジア地域研究という二つの研究方法を複合させることによって、南アジアの基層文化の一つであるヴェーダの各地域における伝承の内容と実態を調査するとともに、各地域におけるヴェーダ伝承の展開と変容、および当該地域の社会・文化・宗教等との関係について研究することを目的としている。その目的のために、ケーララ州、タミルナードゥ州、カルナータカ州のおもにジャイミニーヤ派サーマ・ヴェーダ伝承地で実態調査を行なうとともに、西インドのバローダと北インドのチャンディガルとヴァラーナシの研究所および図書館に保存されているヴェーダ写本の調査を行なった。また、現地調査によって新たに入手した諸写本を分析するとともに、それらに基づいてヴァードゥーラ派のテキストを中心に校訂と読解を進めた。 研究成果報告書として以下のような、ジャイミニーヤ派サーマ・ヴェーダの伝承実態の報告書と、存在を確認しデジタル撮影した全写本のリスト、ヴァードゥーラ派ヤジュル・ヴェーダの新発見のグリヒヤ・スートラ(家庭祭式綱要書)の内容分析と、シュラウタ・スートラ(大規模祭式綱要書)の即位式の箇所の校訂原典からなる冊子を作成した。 ・M. Fujii: The Jaiminiya Samaveda Traditions and Manuscripts in South India ・M. Fujii: A List of the Manuscripts of the Jaiminiya Samaveda ・M. Kajihara: On the Grhyasutra of the Vadhula School ・Y. Ikari: Vadhula-Srautasutra 10 (Rajasuya)
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