研究課題/領域番号 |
17320061
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
斎藤 純男 (斉藤 純男) 東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (10225740)
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研究分担者 |
菅野 裕臣 東京外国語大学, 名誉教授 (00091231)
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
菅野 裕臣 東京外国語大学, 名誉教授 (00911231)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 1,830千円)
2007年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | ムカッディマト・アル・アダブ / モンゴル語 / チャガタイ語 / モンゴル語語彙データベース |
研究概要 |
本研究は、アラブ・ペルシア・チャガタイ・モンゴル4言語対訳の『ムカッディマト・アル・アダブ』におけるモンゴル語とチャガタイ語の言語学的研究であり、以下のことをおこなった。 (1)写本のファクシミリ版の作成 (2)写本の文献学的な研究 (3)モンゴル語語彙データベースの構築 (4)モンゴル語とチャガタイ語の言語学的な分析 (1)としては、ウズベキスタン共和国科学アカデミー国立アリシェル・ナボイー文学博物館とタシュケント・イスラーム大学の専門家(研究協力者)によるこの文献の解題を付して、A4判1,068ページのファクシミリをカラー印刷で作成した。これにより、多くの研究者がこの文献に含まれる言語データを直接利用することが容易となった。 (3)については、延べ語数約27,000のモンゴル語語彙データベースを作成した。これには、各語のトランスリタレーションに加え、ページ番号、行番号、行中の句番号、句中の単語番号、トランスクリプション、対応のモンゴル文語の形態素、英訳、その他関連の詳しい情報が含まれている。 (1)と(3)によって、西部中期モンゴル語研究のための基礎が築かれたと言える。 (2)と(4)は、研究協力者によるものを含めた論文と関連の資料で、アルタイ文献学・言語学における重要な貢献となった。
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