研究課題/領域番号 |
17320064
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
酒井 弘 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (50274030)
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研究分担者 |
宮谷 真人 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90200188)
中條 和光 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90197632)
藤木 大介 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教 (60403599)
小泉 政利 東北大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (10275597)
牧岡 省吾 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (60264785)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,450千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 750千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 心理言語学 / 認知神経科学 / 文処理 / 複合語 / 非侵襲的脳活動計測 / 国際研究者交流 / アメリカ / 認知心理学 / 言語神経科学 / 言語の生物学的基盤 / 非侵襲的活動能計測 / カナダ |
研究概要 |
母語話者が音声提示された複合語を理解する過程について,その認知過程と神経基盤とを明らかにすることがこの研究の目的である.研究期間を通して,言語の認知過程に関する(1)〜(5)の研究を行った.(1)複合語に固有の音韻的特徴である連濁やアクセントの一体化が逐次的な複合語処理においてどのような予測を生み出しているかを探る行動実験を実施し、母語話者は連濁の適用に関する音韻的制約を手がかりとした語彙処理を逐次的に遂行しているという結果を得た。(2)fMRIを使用した複合語処理を支える皮質構造を探る実験を実施し,複合語を処理する際には両半球側頭葉上側頭回の聴覚連合野に加えて左脳上側頭回前方と島回に強い活動が観察されることを観察した。(3)文の意味理解の過程におけるアスペクト情報の処理について検討し,文中にアスペクト情報の不一致が存在する際に処理負荷の増大が起こること,アスペクト情報の処理が逐次的に遂行されることを明らかにした.(4)かきまぜ文の処理における処理負荷が,どの時点でどのような理由で生じるかを探るために,読文時間計測実験と事象関関連電位計測実験とを実施した.(5)言語処理過程において視覚呈示されるオブジェクトをどのように注視するか計測する「視覚世界パラダイム」と呼ばれる実験方法を用いて,文産出時に単語の語彙処理と文法関係の決定が平行して行われていることを示唆する結果を得た.研究成果を国際的に発信し情報交換を促進するためにアメリカン大学青島幸子助教授,メリーランド大学Jeff Lidz教授を招聘し,言語の処理と習得に関する国際ワークショップ及びセミナーを実施した.
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