研究課題/領域番号 |
17320065
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
藤代 節 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (30249940)
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研究分担者 |
庄垣内 正弘 京都産業大学, 文化学部, 教授 (60025088)
角道 正佳 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 教授 (30144538)
菅原 睦 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (50272612)
岸田 文隆 大阪大学, 言語文化研究科, 教授 (30251870)
澤田 英夫 東京外国語大学, アジアアフリカ言語文化センター, 准教授 (60282779)
岸田 泰浩 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (40273742)
橋本 勝 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (10030165)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,400千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 1,500千円)
2007年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2006年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2005年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 言語接触 / ユーラシア / チュルク語 / モンゴル語 / 言語形成 / チベットビルマ語 / コーカサス / 朝鮮語 / 言語学 / アジア / 古文献 / シベリア / 言語地域 |
研究概要 |
本研究課題は、ユーラシアの広域に生じた言語接触とその作用により形成を促される新言語について研究し、新言語形成のメカニズム解明を目指したものである。本研究課題に先行して2002〜2004年度に行った科研費研究課題『ユーラシア言語地域の総合的研究-言語接触の類型-』に参加したメンバー全員がこれを引き継ぐ形で、本研究課題に取り組んだ。研究過程においては、まず各メンバーは、言語学の観点のみではなく、民族学、社会学等の観点も含め、既に多角的に調査研究分析を重ねてきた担当地域の諸言語の接触状況を総括した。次に、「言語接触のその後」を探るため、各担当地域を大言語小言語の「盛衰」が繰り返された言語地域ととらえ、いわば言語の生態観察を試みた。新言語がどのように形成されるのか、当該地域の諸言語について、通時的かつ共時的視点を保ち考察を重ねた。研究協力者を含むメンバーは、CSEL(Contribution to the Studies of Eurasian Languages)シリーズ第14巻Dynamics in Eurasian Languagesに研究成果を論文などの形で発表した。また、同じくCSELシリーズ第11〜12巻として、菅原は『ウイグル文字本『聖者伝』の研究I-II』を出版した。3年間の研究の成果は出版物の他にも国内外の学会等での研究発表の形でも行われた。これら業績については主なものを中心に後に掲げたとおりである。今後はこの研究課題を更に発展させ、アジアの多重言語域における言語の生態研究などを追っていきたい。既に『ユーラシアの多重言語使用からみたアジア地域の言語生態』をテーマに新しい課題研究に着手している。
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