研究課題/領域番号 |
17320066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
筧 一彦 中京大学, 情報理工学部, 教授 (90262930)
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研究分担者 |
白井 英俊 中京大学, 情報理工学部, 教授 (10134462)
広瀬 友紀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (50322095)
野村 理朗 広島大学, 大学院・総合科学研究科, 准教授 (60399011)
渡辺 真澄 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (60285971)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
17,690千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 1,590千円)
2008年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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キーワード | PWI法 / 命名潜時 / 統語的曖昧性 / 統語構造 / 言語間比較 / 文法効果 / 脳活動 / 前置詞付加位置 / 意味的距離 / 音声言語 / 韻律情報 / アイトラッカー / 脳波計 / 統語的瞹昧性 / 絵呈示 / 眼球運動測定 |
研究概要 |
心理言語研究の新しい手法として、PWI(Picture-word Interference)法とVWP(Picture Word Paradigm)法などを検討し、漸進的言語処理過程解明に対して有効な手法となることを確認した。前者は、人間の漸進的文処理過程の進行状況を捉えるプローブとなり、後者は発話の過程及びその理解過程の双方において、韻律情報の生成・理解を含め取り扱うことが出来る。これらの新しい手法を用いることにより、日本語において名詞絵を命名するPWI課題では、連想語は促進効果を意味的に近い語は干渉効果をもつこと、干渉語が動詞などのときには、干渉量が減少する文法効果があることを明らかとした。また、VWP法などの手法の適用により、(1)左右枝分かれに曖昧構造をもつ日本語名詞句に対する話し手と聞き手の韻律情報の生成とその理解過程(2)日本語Wh文における作用域の曖昧性に対する、話し手と聞き手の韻律情報の生成とその理解過程(3)英語の前置詞付加位置に関する曖昧性に関する日本人学習者の処理傾向を明らかとした。また、NIRSにより文脈に干渉する視覚的刺激の検出など文処理に関連する基礎的処理メカニズムの一部を観測した。
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