研究課題/領域番号 |
17320078
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
佐々木 瑞枝 武蔵野大学, 文学部, 教授 (20205868)
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研究分担者 |
伊津 信之介 東海大学, 福岡短期大学・情報処理学科, 教授 (50142617)
門倉 正美 横浜国立大学, 留学生センター, 教授 (80127753)
日置 弘一郎 京都大学, 経済学部, 教授 (70114022)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2006年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | 日本語教材 / 学習サイト / 双方向 / オープンソース / インターラクティブ / マルチメディア / 日本語 / 教材 / XOOPS / 日本社会 / 経営学入門 |
研究概要 |
本研究では、日本社会と日本語を学ぶ学習者に対して、オープンソース型マルチメディア双方向教材を提供するシステムを開発し、以下の2つの学習サイトで成果を公開している。 (1)http://jpsoc.net/modules/wfchannel/ (平成17年度開設) (2)http://www.nihongonosekai.com/content/index.php (平成18年度開設) この二つはそれぞれ異なる情報プラットホームで立ち上げており、それぞれ公開されている。(1)はサーバ用ソフトとしてオープンソースをベースに構築しており、サーバの構築・運営を研究者が行っている。これに対し、(2)は将来、汎用性を高めて広く普及・運用することを目指して、基本となるサーバ部分、データベース部分などを一般的に利用できる構成とした環境で動作させている。これらの動作環境が異なる両サイトにおい学習者からの意見を反映させながら教材を進化させてきている。 本研究では、日本社会と日本語を学ぶ留学生に対して双方向型の教材を開発することを主要な目的とした。双方向性とは、第一に学習者と制作者との間の双方向性を意味している。上記の学習サイトでは、アクセスした学習者が意見や質問の解答を自由に書き込むことができ、それに対して本サイト制作者側(研究プロジェクトチーム)がコメント、意見などを書き込むことができるシステムとなっている。 第二の双方向性として、制作者と、学習サイトを利用する教員との間の双方向性がある。本サイトのようなオープンソース型の教材では、プログラムのソースコードも公開すれば、本サイトを利用する教員がそのコードによって自分で自由に教材を手直しし、二次利用できるという利点がある。 本研究が開発したシステムは、上記の両面にわたる双方向性を追求したサイトを提供し得たことにより、学習サイトの可能性を先行的に提示している。(798字)
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